日本クアンタム、ファイル管理とアーカイブ機能を拡張したデータ管理ソフトの新版NEWS

日本クアンタム ストレージは、データ管理ソフトウェア「StorNext 4.0」の販売を開始。新機能では、デデュープ機能とレプリケーション機能などを追加し、堅固なデータ保護を可能にした。

2010年02月03日 09時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 日本クアンタム ストレージは2月2日、データ管理ソフトウェア「StorNext 4.0」の販売を開始した。

 StorNextは、画像・映像コンテンツ、解析データなど、デジタルデータの共有とアーカイブ機能を提供する階層型ストレージ・ソリューション。ファイル共有では、UNIX、Linux、WindowsおよびMac OS上で動作するアプリケーションから共通のファイルシステムへ同時にアクセスでき、プロジェクトやファイルの高速共有を実現する。また、SAN(Storage Area Network)とLANベースのホストからも同時にアクセスができる点が特徴。アーカイブ機能では、階層型ストレージによって、ユーザーのポリシーやファイルのアクセス要件に従ってデータを複数階層間で移動させながら管理する。

 新機能では、データデデュープ機能とレプリケーション機能を追加し、より堅固なデータ保護を可能にした。

 デデュープ機能とは、圧縮技術を用いてストレージの容量を削減する技術のこと。大量データの継続処理、保存、アクセスといった処理を最適化する。クアンタムの可変長デデュープ技術では、ファイル全体において冗長なデータブロックを検出、ユニークなデータブロックのみを保存することで、ストレージのコスト削減と管理機能向上を実現する。

 レプリケーション機能では、リモートサイトへの複製に対応し、事故・災害などで元の場所でデータが使用不能になった場合でも業務を継続することが可能。さらに、StorNext 4.0では無駄なデータブロックを省くデデュープ機能を備えるため、リモートレプリケート時に必要となるネットワーク帯域幅が大幅に減少する。

 同製品は、販売代理店・パートナー経由で販売する。

関連ホワイトペーパー

ストレージ | バックアップ


ITmedia マーケティング新着記事

news060.jpg

Z世代が考える「日本が最も力を入れて取り組むべき課題」1位は「ジェンダー平等」――SHIBUYA109 lab.調査
SDGsで挙げられている17の目標のうち、Z世代が考える「日本が最も力を入れて取り組むべき...

news061.png

高齢男性はレジ待ちが苦手、女性は待たないためにアプリを活用――アイリッジ調査
実店舗を持つ企業が「アプリでどのようなユーザー体験を提供すべきか」を考えるヒントが...

news193.jpg

IASがブランドセーフティーの計測を拡張 誤報に関するレポートを追加
IASは、ブランドセーフティーと適合性の計測ソリューションを拡張し、誤報とともに広告が...