日本クアンタム ストレージは、データ管理ソフトウェア「StorNext 4.0」の販売を開始。新機能では、デデュープ機能とレプリケーション機能などを追加し、堅固なデータ保護を可能にした。
日本クアンタム ストレージは2月2日、データ管理ソフトウェア「StorNext 4.0」の販売を開始した。
StorNextは、画像・映像コンテンツ、解析データなど、デジタルデータの共有とアーカイブ機能を提供する階層型ストレージ・ソリューション。ファイル共有では、UNIX、Linux、WindowsおよびMac OS上で動作するアプリケーションから共通のファイルシステムへ同時にアクセスでき、プロジェクトやファイルの高速共有を実現する。また、SAN(Storage Area Network)とLANベースのホストからも同時にアクセスができる点が特徴。アーカイブ機能では、階層型ストレージによって、ユーザーのポリシーやファイルのアクセス要件に従ってデータを複数階層間で移動させながら管理する。
新機能では、データデデュープ機能とレプリケーション機能を追加し、より堅固なデータ保護を可能にした。
デデュープ機能とは、圧縮技術を用いてストレージの容量を削減する技術のこと。大量データの継続処理、保存、アクセスといった処理を最適化する。クアンタムの可変長デデュープ技術では、ファイル全体において冗長なデータブロックを検出、ユニークなデータブロックのみを保存することで、ストレージのコスト削減と管理機能向上を実現する。
レプリケーション機能では、リモートサイトへの複製に対応し、事故・災害などで元の場所でデータが使用不能になった場合でも業務を継続することが可能。さらに、StorNext 4.0では無駄なデータブロックを省くデデュープ機能を備えるため、リモートレプリケート時に必要となるネットワーク帯域幅が大幅に減少する。
同製品は、販売代理店・パートナー経由で販売する。
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