ラネクシー、統合ログ管理システムの最新版「MylogStar 2.5」を発表NEWS

Windows 7、64ビットのWindows Server 2008 R2をサポートしたほか、Hyper-V、VMwareなどの仮想環境に対応した。

2010年03月25日 09時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 ラネクシーは3月24日、統合ログ管理システムの最新版「MylogStar 2.5」を3月より販売開始したと発表した。

 MylogStarは、企業内のサーバやクライアントPCのログオン・ログオフ、アプリケーション、ファイルなどの操作ログを取得・記録することで、不正行為や情報漏えいの流出経路を可視化するログ管理システム。操作記録はOSのカーネルレベルで取得するため、ほかのログ管理ツールでは抜け道となっているような部分でも、正確なログを取得できるのが特長。問題発生時には記録をさかのぼって調査するトレース機能により、特定のファイルの更新履歴や、USBメモリで持ち出されたファイルを特定できる。

 最新版では、Windows 7、64ビット版のWindows Server 2008 R2をサポート。加えて、Hyper-VVMwareなどの仮想環境にも対応した。また、取り扱いが容易なCSV形式でのログデータ出力によって、BIツールなど他システムとの連携も可能となった。大量のログデータをBIツールに取り込み、エンドユーザー自身が独自の視点でデータを分析できるという。

 さらに、ログデータの分析・リポート機能を持つ「Analysis Option」およびPC資産情報を収集する「Inventory Option」、スタンドアロンPCのログデータを統合管理する「Porter Option」という従来はオプション扱いとしていた3製品を標準ハンドルとした。ログ管理プロセスの収集/保存/分析機能をすべて標準使用でき、ログを活用しての業務の改善、セキュリティの向上に貢献するという。

 なお同社では、最新版の販売開始後もAnalysis Optionのアドインリポートを随時公開。MylogStarの保守契約ユーザーには3月29日に次期バージョンアップの情報を送付するほか、セキュリティ監査用のリポート、プライバシーマーク、ISO27001、PCI-DSSに準拠したものや、社員のPC利用分析、業務外行動分析など業務改善用のリポートなど、セットで提供するとしている。

ITmedia マーケティング新着記事

news165.jpg

デジタル広告の不正被害 年間推計1667億円超え
Spider Labsが「2023年アドフラウド調査レポート」を発表しました。

news152.jpg

イーデザイン損害保険が「事故のない世界の共創」に向けて構築するデータ基盤
従来の自動車保険の在り方を根本から見直して新たな体験価値の提供に挑むイーデザイン損...

news082.jpg

生成AIはGoogle検索をどう変えたのか?(無料eBook)
モダンマーケティングの最新トレンドを無料eBookにまとめてお届けするこのシリーズ。今回...