ネットワークを最適化するためのハイパーバイザー設定チューニングハイパーバイザーで発生する6つのトラフィック

ハイパーバイザーのI/Oを向上させるために、ネットワーク帯域を制御する必要がある。各ハイパーバイザーのMTU(最大転送ユニット)の設定について説明している。

2011年05月24日 08時00分 公開
[Mike Laverick,TechTarget]

 どのハイパーバイザーでも、ネットワークパフォーマンスを最適化する重要な設定が幾つかある。これらは、リソースの競合やオーバーサブスクリプションの回避を目的としている。

 第一に、特定のネットワークトラフィックタイプに対応するNIC(ネットワークインタフェースカード)チーミングの設定が重要だ。一般的にほとんどのハイパーバイザーでは、以下の6つのタイプのトラフィックが発生する。

  • 管理
  • IPベースストレージ(選択時)
  • ライブマイグレーション
  • 高可用性ハートビート
  • フォールトトレランスVMware固有)
  • 仮想マシン

 トラフィックタイプごとに専用の物理NICでサービスを提供できれば理想的だ。冗長性が求められるトラフィックタイプの場合、専用の物理NICであれば簡単に二重化できる。実際、トラフィックタイプごとに専用の物理NICを割り当てることは、仮想化ベンダーによってベストプラクティスや推奨事項と位置付けられていることが多い。しかし、ハードウェアに十分な数のNICがない場合や、冗長構成ができないプラットフォーム(例えば、ブレード当たり2枚のNICしかサポートしない古いブレードベースのプラットフォームなど)を使っている場合は、構成を工夫する必要がある。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news079.jpg

CMOが生き残るための鍵は「生産性」――2025年のマーケティング予測10選【中編】
不確実性が高まる中でもマーケターは生産性を高め、成果を出す必要がある。「Marketing D...

news023.jpg

世界のモバイルアプリ市場はこう変わる 2025年における5つの予測
生成AIをはじめとする技術革新やプライバシー保護の潮流はモバイルアプリ市場に大きな変...

news078.png

営業との連携、マーケティング職の64.6%が「課題あり」と回答 何が不満なのか?
ワンマーケティングがB2B企業の営業およびマーケティング職のビジネスパーソン500人を対...