物理環境とは違う! 仮想環境のバックアップに役立つ3つのホワイトペーパーホワイトペーパーレビュー

仮想環境のバックアップは物理環境とは異なる。仮想環境を効率的にバックアップ/リストアするために役立つホワイトペーパーを紹介する。

2011年12月07日 09時00分 公開
[荒井亜子,TechTargetジャパン]

 本稿では、TechTargetジャパンのホワイトペーパーダウンロードセンターに登録されているホワイトペーパーの中から「仮想マシンのバックアップ」に役立つ3つのホワイトペーパーを紹介する。

物理/仮想混在環境で変わるバックアップの問題

Backup Exec 2010:VMware vSphereとHyper-V仮想環境におけるきめ細かいデータリカバリ

提供:シマンテック、ページ数:26

 仮想化によって多くのメリットが得られる一方、システム構成や運用では物理環境とは異なる課題が出てくる。例えば、物理環境では1対1だったOSとハードウェアの関係が仮想環境ではn対1になる。ハードウェアの管理が容易になる半面、管理対象のOSは増える。特にバックアップでは課題が多い。ゲストOSを保護する際、従来通り各OS上にバックアップエージェントを配置したのではサーバリソースに負荷が掛かる。また、ライブマイグレーションを実行すると物理/仮想サーバの関係が動的に変わるため、その都度バックアップの設定も変わる。

 このホワイトペーパーでは、このような運用の負荷を軽減するために利用できる仮想環境保護の仕方を紹介している。具体的には、「Backup Exec 2010」と仮想環境用エージェントの特徴、それらを用いて中小規模のHyper-V環境およびVMware環境をバックアップする方法を解説している。

Hyper-V、VMwareによる仮想環境のレプリケーション作成と管理

VMware環境での効率的なバックアップ運用にはコツがある

提供:EMCジャパン、ページ数:30

 リアルタイムのバックアップ/リカバリを実現する手段としてレプリケーションが注目されている。特に、ディスクストレージのレプリケーションでは、アプリケーションのイメージをそのままサーバ間もしくはサイト間で迅速に転送できるためニーズが高い。これは、仮想環境でも同様だ。

 このホワイトペーパーでは、VMwareソリューションおよびHyper-Vソリューションで仮想環境のプランニング、設計、管理をしている人を対象に、各仮想環境のレプリケーション方法を紹介している。また、「EMC Replication Manager」を導入することで得られるメリット、実装手順も説明している。このホワイトペーパーが示すバックアップのベストプラクティスによって、EMC Replication ManagerおよびEMCストレージの機能を生かし、効率性と堅牢性を兼ね備えた仮想環境構築を手助けできるという。

サーバの負荷を軽減した仮想環境のバックアップ

中断のないバックアップとインスタントリカバリ:シンプル化と合理化

提供:日本アイ・ビー・エム、ページ数:6

 このホワイトペーパーによると「サーバ1台に常駐する複数の仮想マシンのデータをバックアップ/リストアすると、サーバ上の他の全てのオペレーションが予期せず一時停止する可能性がある」という。サーバ集約率の高いサーバ仮想化環境では、物理サーバの空きリソースに余裕がない。このような環境で一斉に仮想マシンのバックアップを取った場合、物理サーバには大きな負荷が掛かるといわれている。

 このホワイトペーパーでは、仮想環境において堅牢で効率的なバックアップを取る方法を紹介している。また、仮想環境のバックアップを支援する「Tivoli Storage Manager for Virtual Environments」の特徴、VMware vStorage APIとの連携の仕組みなどを紹介している。


 今回紹介したホワイトペーパー以外にも、ホワイトペーパーダウンロードセンターでは、技術文書や製品資料、事例紹介などに関するコンテンツを多数掲載している。ぜひダウンロードしてご活用いただきたい。

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