ERPの選択においても、最新トレンドの理解が欠かせない。数多く掲載した記事の中から2011年はどのような記事が読まれたのか。ERP最新トレンドについての記事、ベスト10を紹介する。
2011年も残すところあとわずか。ERP&IFRSではまとめの記事として、2011年に多く読まれた記事のランキングを紹介する。前編はその中でもERPの最新トレンドについての記事を取り上げる。多くの企業のERPは2世代目、3世代目となっていて、新規ERPへのリプレースが検討されているケースも多い。また、企業の成長や海外進出に伴って新たにERPを導入する場合もある。自社が抱える課題をERPでどう解決できるのか。ERP最新トレンドについての記事を参考にしてほしい。
1位には東日本大震災の発生を受けて、企業が関心を持っている在宅勤務についての記事「在宅勤務の導入前に再考する勤怠管理の在り方」が入った。東日本大震災は企業の情報システムの考え方にも大きな影響を与えた。TechTargetジャパンでは、他に「ユーザー企業調査が伝える『大震災後のIT投資動向』」「BCP機能せず、そのとき企業に何が起きたのか」が多く読まれた。
ERPの製品選びでは、他社やベンダーの動向などを示す調査結果の情報も重要になる。3位の「基幹系クラウドの期待と現実、調査結果で赤裸々に」は、ユーザー企業への調査を通して、IT投資の動向を探っている。記事では特にERPや基幹系システムのクラウドコンピューティング対応について解説した。調査結果についての記事では他に「会員調査で分かった中堅・中小企業が『ERPを導入してこなかった理由』」も読まれた。
ERPにも最新技術の波は次々と押し寄せている。そのような次世代ERPについての解説記事も多く読まれた。4位の「ERP、次の常識は超高速統合システムか」では、SAPやオラクルなどが開発する超高速アプライアンスを取り上げ、ERPの今後の提供形態について考えた。また、5位の「『オープンソースERP』はユーザー企業に何をもたらすのか」では、OSやミドルウェアで先行しているオープンソースライセンスのソフトウェアが、ERPでも使われるかについて製品名を挙げて検討している。
6位の「動画で見る、スマートフォン対応ERPの最前線」、7位の「『ソーシャルERP』は仕事に使えるTwitter、Facebook?」では、スマートフォン、ソーシャルメディアという2011年に流行したITのトレンドがERPに波及しつつあることを紹介した。スマートフォン対応やソーシャルメディア対応は外資系ベンダーのERPが先行しているが、国産ベンダーのERPも徐々に対応するとみられる(参考記事:マーク・ベニオフ氏が出資、経費精算を極めた「Concur」の機能を見る)。
後編ではERP製品の比較、検討に役立つ記事のランキングを紹介する。
記事閲読行動というインテントデータの活用 スマートニュースのデータクリーンルームでできること
電通と電通デジタルはスマートニュースと共同でデータクリーンルーム「SmartNews Ads Dat...
ファイザーのコンテンツサプライチェーン変革 “コロナ禍で世界を救った”経験はどう生かされたのか?
新型コロナウイルスワクチンをいち早く完成させた製薬会社は、コンテンツサプライチェー...
企業の生成AI活用 なぜ日本は米国に追い抜かれたのか?
PwC Japanグループは日米両国で実施した「生成AIに関する実態調査」を基に、日本企業と米...