日本オラクル、プライベートクラウド向けのストレージ新製品NEWS

日本オラクルがSANストレージの新製品を発表。RAID負荷の分散機能やアプリケーションの優先順位に応じたリソース配分機能などを備えている。

2012年02月01日 15時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 日本オラクルは1月31日、ストレージの新製品「Pillar Axiom 600」の国内提供の開始を発表した。米Oracleが2011年6月に買収した米Pillar Data Systemsの製品。

 Pillar Axiom 600は、拡張可能なモジュール型ハードウェア構成で最大1.6PB(ペタバイト)まで容量の拡張が可能なSAN(Storage Area Network)ストレージ。分散RAIDやQoSなどの機能を搭載している。

photo Pillar Axiom 600

 Pillar Axiom 600のQoS機能では、アプリケーションのデータを先着順ではなく、データの入出力要件に合わせたリソースの割り当て、CPUの稼働率、容量やキャッシュの分配などを実施する。同社によると、Pillar Axiom 600を導入することでビジネスの優先順位に応じてアプリケーションのデータ管理を容易に行えるとともに、自社環境におけるストレージ統合やプライベートクラウド環境への段階的な移行も可能になるという。

 また、Pillar Axiom 600は同社のデータベースマシン「Oracle Exadata」向けに開発されたデータ圧縮技術「Hybrid Columnar Compression」に対応する。同社によると「Oracle Database」の利用環境において平均3〜5倍までストレージ効率を上げることができるという。Pillar Axiom 600の提供価格は675万9606円(最小構成の税込価格)から。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news140.jpg

中国政府がTikTok売却先としてイーロン・マスク氏に白羽の矢? うわさの真相は……
米国で禁止か売却か――。判断が迫られるTikTokに驚きの選択肢が浮上した。売却先の一つ...

news124.jpg

集客装置としての「イカゲーム」(無料eBook)
残酷なシーンが多いことで知られる作品なのに世界のブランドはなぜタイアップしたがるの...

news117.png

2025年の広告・マーケティング予算、「増加」企業の割合は?
コムエクスポジアム・ジャパンが企業のマーケティング活動における予算や主要な関心事を...