デルがデータ圧縮・重複排除技術が搭載したバックアップストレージを販売開始した。ZIP形式のような圧縮ファイルでも効率的なデータ削減効果があるという。
デルは2月9日、バックアップストレージの新製品「Dell DR4000」(以下、DR4000)を販売開始した。DR4000には米Dellが2010年7月に買収したOcarina Networksのデータ圧縮・重複排除技術が搭載されている。
DR4000は2Uのディスクベースのバックアップストレージ。インライン重複排除技術やファイルごとの圧縮アルゴリズム技術を採用し、ZIP形式のような処理が難しい圧縮ファイルに対しても高いデータ削減効果が期待できるという。
また、DR4000にはバックアップの整合性を検証するデータ保護機能が組み込まれている。さらに不揮発性RAM(NVRAM)を搭載し、停電時にもデータを保護し、ハードウェア障害によるデータの破損などを検出する。その他、RAID 6構成をサポートし冗長性を確保している。
DR4000は論理容量が35Tバイト、70Tバイト、130Tバイトの3モデルが用意されている。参考価格は156万円から(最小構成の場合)。また、レプリケーション機能、重複排除機能、圧縮機能などの全機能を追加ライセンス費用なしで利用できるという。
本記事に関して、以下の製品情報を訂正させていただきました。
(訂正前)
DR4000は論理容量が40Tバイト、81Tバイト、135Tバイトの3モデルが用意されている。
(訂正後)
DR4000は論理容量が35Tバイト、70Tバイト、130Tバイトの3モデルが用意されている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
HDDの容量が30TB超になると同時に、ストレージ技術はさまざまな進化を続けている。そうした中でもインタフェースに「SATA」(Serial ATA)を採用したHDDが変わらずに使われ続けている。なぜなのか。
カラオケ業界が直面するデータ増に対応すべく多くのストレージを試し続けた結果、4社27台の製品のメンテナンスに悩まされていたエクシング。この問題を解消すべく、同社は大容量かつコスト削減効果に優れた、新たなストレージを導入した。
メインフレームにおけるデータソート処理は、システム効率に大きく影響する。そこで、z/OSシステムおよびIBM Zメインフレーム上で稼働する、高パフォーマンスのソート/コピー/結合ソリューションを紹介する。
ECと通販システムを統合したパッケージの開発と導入を事業の柱とするエルテックスでは、事業の成長に伴いデータの容量を拡大する必要に迫られていた。そこでストレージを刷新してコスト削減や可用性の向上などさまざまな成果を得たという。
長年にわたり強力かつ安全な基盤であり続けてきたメインフレームシステム。しかし今では、クラウド戦略におけるボトルネックとなりつつある。ボトルネックの解消に向け、メインフレームを段階的にモダナイズするアプローチを解説する。
いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...