IPv6を危険にさらす、アドレス生成方法に潜む6つの脆弱性実は危険な「IPv6」、その理由と対策【後編】

IPv6ホストスキャン攻撃を可能にする元凶は、IPv6アドレスの一部である「インタフェースID」の生成方法の不備にあるという。主要な6つの不備と、攻撃の回避策を解説する。

2012年07月11日 08時00分 公開
[Fernando Gont,TechTarget]

 前編「『IPv6ホストスキャン攻撃は不可能』が間違いである理由」では、IPv6アドレスにある「インタフェースID」(サブネットにおける特定のネットワークインタフェースを識別するために利用)の選択方法として以下の方法を紹介。いずれの方法もアドレスの検索範囲を狭めるため、IPv6ホストスキャン攻撃が容易になり、攻撃成功の可能性が高まると指摘した。

  • MACアドレスの組み込み
  • 下位バイトアドレスの採用
  • IPv4アドレスの組み込み
  • 冗長なアドレスの使用
  • プライバシーアドレスや一時アドレスの使用
  • 移行技術や共存技術の利用

 後編では、それぞれの方法が抱える課題を説明した上で、IPv6ホストスキャン攻撃を防止する方法を考察する。

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