PC産業は今、岐路に立たされている。イノベーションの低下と売り上げの減少、急伸するスマートデバイス市場。PCはこのまま消えていくのか? それとも新たなイノベーションで再生するのか?
2013年、PCメーカーが新規ユーザーにアピールできる機能を組み込もうとしてテクノロジーのリリース時期をずらしたことから、PCの売り上げがさらに落ち込むことがあった。
一方、消費者や企業は一様に、スマートウオッチやウェアラブルといった新しいテクノロジーのメリットに目を向けている。
アラブ首長国連邦(UAE)を拠点に、通信関連のコンサルタントや投資を行っているDelta Partnersが最近、ホワイトペーパーを公開した。そのホワイトペーパーは、特にサービス業界とハードウェア業界に属する多くの企業が、現在の市場で生き残るために急進的なイノベーション戦術を導入していることを示唆している。
ところが消費者の目には、新しいデバイスも従来のデバイスとほとんど変わらないように見える。例えば、米AppleのiPad miniとiPad mini Retinaは実質的には同じもので、韓国SamsungのスマートフォンGALAXY S5は前身のS4に非常によく似ていると感じている。
英ARMの開発者、ソフィー・ウィルソン氏は、PC市場のイノベーションは下降に転じていると考えている。「2006年ごろからPCの進化は止まってしまった」と同氏は語る。
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