PC産業は今、岐路に立たされている。イノベーションの低下と売り上げの減少、急伸するスマートデバイス市場。PCはこのまま消えていくのか? それとも新たなイノベーションで再生するのか?
2013年、PCメーカーが新規ユーザーにアピールできる機能を組み込もうとしてテクノロジーのリリース時期をずらしたことから、PCの売り上げがさらに落ち込むことがあった。
一方、消費者や企業は一様に、スマートウオッチやウェアラブルといった新しいテクノロジーのメリットに目を向けている。
アラブ首長国連邦(UAE)を拠点に、通信関連のコンサルタントや投資を行っているDelta Partnersが最近、ホワイトペーパーを公開した。そのホワイトペーパーは、特にサービス業界とハードウェア業界に属する多くの企業が、現在の市場で生き残るために急進的なイノベーション戦術を導入していることを示唆している。
ところが消費者の目には、新しいデバイスも従来のデバイスとほとんど変わらないように見える。例えば、米AppleのiPad miniとiPad mini Retinaは実質的には同じもので、韓国SamsungのスマートフォンGALAXY S5は前身のS4に非常によく似ていると感じている。
英ARMの開発者、ソフィー・ウィルソン氏は、PC市場のイノベーションは下降に転じていると考えている。「2006年ごろからPCの進化は止まってしまった」と同氏は語る。
本記事は抄訳版です。全文は、以下でダウンロード(無料)できます。
■Computer Weekly日本語版 最近のバックナンバー
Computer Weekly日本語版 4月16日号:クラウドの活用を阻むIT部門
Computer Weekly日本語版 4月2日号:中古ソフトウェア販売は著作権侵害か?
Computer Weekly日本語版 3月19日号:新CEOは迷走するMicrosoftを救えるか?
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
企業のITシステムのクラウド化が進むにつれ、情報システム部門の運用管理負担が増している。しかし、IT人材の不足により、人的リソースの補充は容易ではない。そこで本資料では、AWS運用の負担を軽減する方法を紹介する。
カスタマーサービスのサイロ化、問題解決の長時間化などの課題が顕在化している今、CXを変革する方法として、生成AIと自動化が注目されている。これらを活用することで、顧客満足度や問題解決時間はどう変わるのか、3つの実例から探る。
企業の生産性を向上させるためには、従業員が快適に働ける環境作りが重要になる。そこで参考にしてほしいのが、サイボウズが導入している「PCの従業員選択制」だ。業務用の端末を従業員が自由に選べることによる効果を紹介する。
Windows Server 2025は、セキュリティや可用性の向上に加え、Active Directory不要のワークグループ環境でもフェールオーバーとHyper-Vによるライブマイグレーションを実現した。Windows Server 2025が備える特長を詳しく解説する。
企業ITの複雑化が加速する中、安定運用とセキュリティリスク低減を図るため、マネージドサービスの採用が拡大している。本資料では、コンサルティング支援からシステム設計・構築、運用までを包括的にサポートするサービスを紹介する。
いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...