新たな技術やトレンドが相次ぎ登場し、変貌を続ける企業情報システム。とはいえ、情報漏えい対策の本質は変わらない。「ビッグデータ」「クラウド」といった新たなトレンドを例に、対策の具体例を示す。
本連載では、情報漏えい事件/事故が多発している現状を踏まえ、特に企業のデータベースサーバや共有ファイルサーバで管理されているデータのセキュリティ対策(データセキュリティ)について、さまざまな角度から紹介してきた。構造化データ、非構造化データといったデータの形態にかかわらず、データセキュリティの実践には基本的なポリシー策定やアクセス監査/モニタリング、ユーザー権限管理などのアプローチが有効であることがお分かりいただけたのではないだろうか。
データセキュリティの原則は、システムではなくデータを中心とした防御策を施すことだ。この方針を徹底すれば、環境変化に耐え得る継続的で一貫したセキュリティ対策が可能になる。連載最終回の今回は、「ビッグデータ」「クラウド」「シャドーIT」といった今後の企業情報システムの変化を表すトピックを取り上げ、これからのデータセキュリティ対策の方向性について紹介する。
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クラウドメール環境への移行を機に、従来型セキュアメールゲートウェイベンダーからのリプレースを検討する組織は多い。そうした組織向けに、クラウドメール環境に特化したセキュリティベンダー選定に際し、求めるべき22の要件を紹介する。
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