「勝手クラウド」「ビッグデータ」時代にデータを守り抜くには?今から始める「データセキュリティ」【最終回】

新たな技術やトレンドが相次ぎ登場し、変貌を続ける企業情報システム。とはいえ、情報漏えい対策の本質は変わらない。「ビッグデータ」「クラウド」といった新たなトレンドを例に、対策の具体例を示す。

2015年02月25日 08時00分 公開
[桜井勇亮Imperva Japan]

 本連載では、情報漏えい事件/事故が多発している現状を踏まえ、特に企業のデータベースサーバや共有ファイルサーバで管理されているデータのセキュリティ対策(データセキュリティ)について、さまざまな角度から紹介してきた。構造化データ、非構造化データといったデータの形態にかかわらず、データセキュリティの実践には基本的なポリシー策定やアクセス監査/モニタリング、ユーザー権限管理などのアプローチが有効であることがお分かりいただけたのではないだろうか。

 データセキュリティの原則は、システムではなくデータを中心とした防御策を施すことだ。この方針を徹底すれば、環境変化に耐え得る継続的で一貫したセキュリティ対策が可能になる。連載最終回の今回は、「ビッグデータ」「クラウド」「シャドーIT」といった今後の企業情報システムの変化を表すトピックを取り上げ、これからのデータセキュリティ対策の方向性について紹介する。

ビッグデータ環境のデータセキュリティ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ITmedia マーケティング新着記事

news175.jpg

日清食品がカップ麺の1〜5位を独占 2024年、最も手に取られた新商品は?
カタリナマーケティングジャパンは、カタリナネットワーク内小売店における年間売り上げ...

news070.jpg

「イカゲーム」人気にドミノ・ピザも便乗 NetflixとCM共同制作の狙いは?
ケイト・トランブル氏がDomino’sのCMO(最高マーケティング責任者)に正式に就任して初...

news082.jpg

2024年記憶に残った「生成AI活用事例」は? 課長以上に聞くマーケトレンド
アイブリッジは、マーケティング業務に携わっている従業員数100人以上の企業在籍の課長以...