典型的な男性社会のセキュリティ業界。その現状打破を目指す動きが広がりつつある。女性がセキュリティ責任者を務める米Facebook、学生へのセキュリティ職の訴求に知恵を絞る米女子大学の取り組みを追った。
「『情報セキュリティ職』という業種を救えるとしたら、頼みの綱は女性である」――。米女子大学Bay Path Collegeのサイバーセキュリティ学科長であるスナイダー氏は、こう断言する。その認識の裏には、セキュリティ人材の慢性的な不足がある。
セキュリティ団体(ISC)2の推計では、全世界の情報セキュリティ担当者は約320万人で、2013年には新たに約33万2000人増えた。だが(ISC)2のエグゼクティブディレクターであるホード・ティプトン氏は「さらに200万人の人材が必要だ」と説明する。需要に供給が追い付かないのだ。
そこで重要になるのが、現在は極めて少ない女性のセキュリティ人材をどう増やすかである。こうした中、Bay Path Collegeは女性セキュリティ人材の育成計画を始めるなど、女子大生をセキュリティの道へ導こうという動きが現れつつある。
こうした女子大生にとってロールモデルとなり得るのが、米Facebookの女性セキュリティ担当ディレクター、ジェニファー・レッサー・ヘンリー氏の存在だ。TechTargetジャパンの人気記事を再編集した本資料で、ヘンリー氏が現在の職に就いた経緯や、Bay Path Collegeの取り組みを紹介しよう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
ハロウィーンの口コミ数はエイプリルフールやバレンタインを超える マーケ視点で押さえておくべきことは?
ホットリンクは、SNSの投稿データから、ハロウィーンに関する口コミを調査した。
なぜ料理の失敗写真がパッケージに? クノールが展開する「ジレニアル世代」向けキャンペーンの真意
調味料ブランドのKnorr(クノール)は季節限定のホリデーマーケティングキャンペーン「#E...
業界トップランナーが語る「イベントDX」 リアルもオンラインも、もっと変われる
コロナ禍を経て、イベントの在り方は大きく変わった。データを駆使してイベントの体験価...