「Microsoft Excel」「Word」標的のマクロウイルスに再び注意すべき切迫した理由「懐かしい」だけではない危険性

2000年代初め以降、マクロウイルスの勢いは衰退の一途をたどっていた。しかし、最近ではマクロ機能を悪用したマルウェアが再び増加の傾向を示している。企業は今、どのような対策を講じればいいのだろうか。

2015年03月17日 08時00分 公開
[Michael Heller,TechTarget]

 マクロウイルスやマクロ機能を悪用したマルウェアが企業に対する脅威として浮上しつつある。ウイルス対策ソフトウェアでの対応だけでは限界を迎える恐れがある。

 米情報セキュリティ専門機関SANS Instituteの脅威調査部門Internet Storm Centerでインシデント対応を担当するダニエル・ウェーゼマン氏は、マルウェア「Dridex」「VAWTRAK」の亜種が「Microsoft Office」のマクロ機能を悪用して、銀行情報を盗むマルウェアをダウンロードしていることを発見した。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news140.jpg

中国政府がTikTok売却先としてイーロン・マスク氏に白羽の矢? うわさの真相は……
米国で禁止か売却か――。判断が迫られるTikTokに驚きの選択肢が浮上した。売却先の一つ...

news124.jpg

集客装置としての「イカゲーム」(無料eBook)
残酷なシーンが多いことで知られる作品なのに世界のブランドはなぜタイアップしたがるの...

news117.png

2025年の広告・マーケティング予算、「増加」企業の割合は?
コムエクスポジアム・ジャパンが企業のマーケティング活動における予算や主要な関心事を...