2000年代初め以降、マクロウイルスの勢いは衰退の一途をたどっていた。しかし、最近ではマクロ機能を悪用したマルウェアが再び増加の傾向を示している。企業は今、どのような対策を講じればいいのだろうか。
マクロウイルスやマクロ機能を悪用したマルウェアが企業に対する脅威として浮上しつつある。ウイルス対策ソフトウェアでの対応だけでは限界を迎える恐れがある。
米情報セキュリティ専門機関SANS Instituteの脅威調査部門Internet Storm Centerでインシデント対応を担当するダニエル・ウェーゼマン氏は、マルウェア「Dridex」「VAWTRAK」の亜種が「Microsoft Office」のマクロ機能を悪用して、銀行情報を盗むマルウェアをダウンロードしていることを発見した。
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