攻撃者をおびき寄せる目的で構築される「ハニーポット」。その役割を専用システムではなく通常の端末に担わせることで、マルウェアの早期発見・早期対処につなげる手法が議論を呼んでいる。
米調査会社Ponemon Instituteは、ITセキュリティ担当者数百人を対象に、エンドポイントセキュリティで最も差し迫ったリスクについて調査した。この中で浮かび上がったマルウェア対策に関する新しいトレンドは、論議を呼ぶ可能性もある。
Ponemonがこのほど発表したエンドポイントの状況に関する2015年版の報告書では、平均的な企業のネットワークに存在する無数の端末が直面するリスクについて調べた。他の調査でも判明している通り、Ponemonの調査でも、ITセキュリティ担当者は従業員の不注意や怠慢をエンドポイントセキュリティにとっての最大の脅威だと見なしていることが分かった。
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