53カ国のIT担当者1267人を対象に、IT導入意向を調査。その結果、今後導入が進む技術が判明した。既に導入が進み、さらに導入されるものは? 仮想化市場に変化は訪れるのか。
IT部門の約5分の1(19%)が、今後2、3年以内にHDDストレージの運用停止を計画している。さらに、自社のデータセンターにオールフラッシュアレイやハイブリッドフラッシュアレイを導入する計画を立てているIT部門は約40%に上る。また、今後導入予定の取り組みとして、Software-Defined Storage(SDS)(36%)やハイパーコンバージドインフラ(35%)も高い数字を残している。
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これらは、フラッシュの高速化とSDSの提供を行うサプライヤー、Atlantis Computingが第三者に委託して実施した調査の結果だ。この調査は53カ国のIT担当者1267人を対象に実施されたもの。使用中のストレージテクノロジーや仮想化についての設問もある。
SDSはストレージソフトウェアを使用して、既存のディスクや専用容量から共有ストレージのプールを作成して管理する。主な魅力は、事前にパッケージ化されるストレージアレイに比べて予算を節約できる点にある。
ハイパーコンバージドインフラは、コンピューティング、ストレージ、ネットワークを1つにまとめたものだ。これは、GoogleやFacebookなどのWeb大手企業が先駆けて開発したモジュール型のハイパースケールアーキテクチャから一部着想を得たトレンドだ。
この調査はHDDの減少傾向を示しているが、今のところフラッシュがHDDをしのぐところまではいっていない。同調査によれば、ストレージ容量の50%超をフラッシュで代用しているデータセンターは5%に過ぎなかった。5分の1(21%)はフラッシュストレージを導入しておらず、フラッシュストレージの容量が10%未満のデータセンターも61%に及ぶ。だが、3分の1(33%)がストレージ容量の10〜50%にフラッシュを使用しているともいえる。
なお、ハイブリッドフラッシュアレイを導入しているデータセンターは55%、オールフラッシュアレイは21%、SDSは16%、ハイパーコンバージドインフラは16%だった。
次に採用予定のストレージテクノロジーについての質問を見てみよう。
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