業務アプリケーション開発用PaaS「kintone」によって、年間5000件に及ぶアカウント管理業務を自動化したDeNA、業務効率化の文化を根付かせた京王電鉄バスの事例をお伝えする。
サイボウズは2016年5月26日、同社が提供する業務アプリケーション開発用PaaS(Platform as a Service)「kintone」の活用ノウハウを共有するユーザー会「kintone hive」を開催した。前編「業務部門主導のkintone事例、東急電鉄がシェアオフィス事業で活用」に続き後編では、情報システム部門/IT部門が中心となって導入したkintoneの事例を紹介する。
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「kintoneを使い倒していると言ってもいいほど活用しています」と語るのは、ディー・エヌ・エー(以下、DeNA)IT戦略部の山本優三氏だ。同社は2013年度にkintoneを導入し、まずIT部門で使い込んで各機能を把握し、その後社内システムに展開していった。
2014年から2015年にかけて、国や地域によってバラバラだった社内のワークフローシステムをkintoneで統一した。その後もkintoneを使ったアプリ(以下、kintoneアプリ)開発は続き、2016年現在では150本程度のkintoneアプリが社内で稼働している。山本氏はkintoneを使い始めたそもそもの理由として、次の4項目を挙げた。
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