Microsoftが、「Microsoft R Server」(旧称Revolution R)を公開した。HadoopやSparkなどとも連携する統合プラットフォームになっている。
周知のことだが、Microsoftは自社のプラットフォームが影響を及ぼす範囲をそれぞれ複数取りそろえ、(Windowsと共に)「Office 365」「Microsoft Azure」「.NET」に重点を置きながら、さらに認知サービスに対する自社の新規アプローチへとその重心を移している。恐らくこうしたプラットフォーム全てと並行して同社が取り組んでいるのが、分析に関する事業だ。
本記事は、プレミアムコンテンツ「Computer Weekly日本語版 2月8日号」(PDF)掲載記事の抄訳版です。本記事の全文は、同プレミアムコンテンツで読むことができます。
なお、同コンテンツのEPUB版およびKindle(MOBI)版も提供しています。
そして2016年12月、同社は「Microsoft R Server 9.0」と「Microsoft R Client 2.0」を一般公開したとTechNetブログに掲載した。Microsoft R Server(MRS)はもともとRevolution Analyticsが開発したソフトウェアが基盤となっている。同社は2015年4月にMicrosoftに買収された。
「R」は統計プログラミング言語だ。MRSはビッグデータの分析プラットフォームとして、データの規模を拡大して分析し、アプリをビルドする道筋を示す。
Microsoftは、MRSの次期バージョンでRをさらに運用可能にするという。つまり、データ科学者にとってだけでなく、エンタープライズアプリケーション環境のエンジニアにとってもRを魅力的なものにするという。
MRS 9.0では、ユーザーがRモデルを効果的に展開できるという点で、Rを運用可能にする能力が強化されている。この場合、データがオンプレミスにあるかクラウドにあるかは関係ない。
「MRS 9.0は、当社が長年さまざまな製品で試してきたML(Machine Learning:機械学習)アルゴリズムの中でも最善の組み合わせを採用している」
本記事は抄訳版です。全文は、以下でダウンロード(無料)できます。
■Computer Weekly日本語版 最近のバックナンバー
Computer Weekly日本語版 1月25日号 ARMが進めるIoT戦略
Computer Weekly日本語版 1月11日号 家庭内のIoTデバイスを守れ!
Computer Weekly日本語版 12月21日号 知らないと損をするライセンス監査の罠
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
10分でできるデジタル広告最適化 2500億通りのパターンを分析
ノバセルは、デジタルマーケティング領域の新ツール「ノバセル アナリティクス for デジ...
「怒り・恐怖」でクリックを生まない“ポジティブなSNS”は本当に作れるか BuzzFeedが挑戦
BuzzFeedが脱「SNARF」のポジティブなSNSを立ち上げる。狙いは何か。
「逆Z世代」の実態 Z世代のタイパ意識は意外と高くない?
自分はZ世代ではないと考える「逆Z世代」が増加している。大広とD’Zlab.が共同で実施し...