デスクトップPCの全盛期以降、ITシステムにアクセスするための選択肢は急増した。組織にはバランスが取れた行動が求められる。
気付いていないかもしれないが、盛んにうわさされたPCの死が、少なくともある意味では現実に起こりつつある。
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デスクトップPCからノートPCに至るまで、端末全てに同じようなOSが搭載され、一律に管理できる安定性は存在しなくなった。今頼らなければならないのは、多様性を問わないネットワークと構造のコントロールだ。
こうした多様性は過去にも存在していた。パーソナルコンピュータの複雑な機能の一部は、物理的なハードウェアの外観をあまり変化させずに取り除き、ネットワークを介してサーバに負担させることができる。1990年代、これは「ネットワークコンピューティング」と呼ばれた。
ネットワーク経由で機能が提供される環境に多くがなじむまでにはもう少し時間がかかったが、現代では複数の形態で普及し、特にクラウドコンピューティングは機能も普及も進んでいる。
フル機能を搭載したPCの「ファット」クライアントは、「シンクライアント」へと変化し、今や「ゼロクライアント」となった。長年のPC大手もこの変化を認識し、HPは分割で新設されたHP Incがシンクライアントを提供し、Dellは2012年にWyseを買収。ネットワーク大手のGoogleも「Chromebook」を提供している。
運用基盤はもはや“disk operating system”でも、Windowsでさえもなくなり、ネットワーク経由でサービスに接続させる簡略化された多様な軽量ブートストラップになった。
基本的な目標は、ITサービス(使用可能なアプリケーション)を中央からユーザーに提供することにある。モバイルへの欲求は多大だが、多くにとっては依然として、これはデスクトップPCのユーザーを意味する。
使用できるアプリケーションをデスクトップに配信するための仮想インフラである仮想デスクトップインフラ(VDI)は、ネットワークコンピューティング初期のCitrix Systemsの技術にルーツがある。
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