Gartnerが発表した調査結果によると、Windows 10への急速な移行によりPC市場がプラスに転じるという。同じく調査結果から、PC市場にはびこる「誤った認識」も否定された。
調査会社Gartnerの最新調査によると、業務用PCの売り上げが好調で、2018年のPC市場は0.8%の成長が見込まれるという。
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このオンライン調査は2017年の6月から7月にかけて実施され、米国、英国、ドイツ、中国、インド在住の18歳から74歳までの1万6537人が回答した。
この調査では、業務用PCの出荷台数が2017年末までに成長軌道に戻ると報告されている。これは、多くの地域──特に西ヨーロッパで、「Windows 10」への急速な移行が進んでいることに起因する。
Microsoftの「Windowsライフサイクルファクトシート」によると、「Windows 7」の出荷版(Service Packなし)のサポートは2013年4月9日に終了している。「Windows 7 Service Pack 1」のサポートは、2020年1月14日まで継続される予定だ。
Windows 7や「Windows 8.1」などの旧バージョンのWindowsを、Intel、AMD、NVIDIA、Qualcommなどのメーカーの新しいプロセッサやチップセットで実行するとサポートが制限される。
「高額部品が原因で価格が上昇しているとしても、Windows 10への移行によりPC市場は2017年いっぱいは比較的安定している。当社の予測では、2018年度、デスクトップPC、ノートPC、ウルトラモバイルPCなどのPC市場の成長率は0.8%に回復する」と語るのは、Gartnerでリサーチ部門のディレクターを務めるランジット・アトウォール氏だ。
同氏は、企業に向けて次のように話している。「多くの業務用PCでWindows 7が使われている。大半の企業戦略は、クラウドに移行してモビリティーを高め、セキュリティを強化する方向へ向かっている」。企業がこうした戦略を進めるには、Windows 10が提供する機能が適していると同氏は補足する。
だが、OSのアップグレードとハードウェアとの間にあった昔ながらの関係が、Windows 10ではなくなっている。
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