GDPRはコラボツールにも大きな影響、気を付けるべき9つのポイントは高額の制裁金をどう避けるか

EU一般データ保護規則(GDPR)は、企業とその企業による顧客の個人情報の扱いを厳しく統制する。それはUCアプリケーションも例外ではない。

2018年08月03日 05時00分 公開
[Irwin LazarTechTarget]
画像 UCとGDPRの関係とは

 欧州連合(EU)の「一般データ保護規則」(GDPR)が2018年5月25日に施行された。GDPRには、EU加盟国在住の個人を特定できる情報(個人情報)の扱いを規制するさまざまな条項が含まれている。GDPRに違反すると、最大2000万ユーロまたは全世界での年間売上高の4%のどちらか高い方という高額な制裁金が科される恐れがある。

 GDPRは個人が自身のデータにアクセスする権利を与える。GDPRの下では、個人はある情報格納先(リポジトリ)から別のリポジトリへのデータを移動できる。さらに、リポジトリ内に含まれる自身のデータの完全な削除を要求できる。

 また、データ収集に制限を設け、個人データを処理する企業にはデータが漏えいした際に通知することを義務付けている。さらに、年間5000人以上の個人データを処理する企業は、GDPRを確実に履行することを目的にデータ保護責任者を任命する必要がある。

GDPRのメリットとは?

会員登録(無料)が必要です

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

新着ホワイトペーパー

製品資料 SCSK株式会社

高額なライセンス費用や遅延の課題を解消、集約型SASEの限界を突破する一手

リモートワークの普及に伴い、ゼロトラストやSASEの需要が急速に高まっている。しかし、一般的なクラウド集約型SASEには遅延や高額なライセンス費用など課題も多い。この解決策となるのが分散処理型SASEだ。その仕組みや優位性を解説する。

製品資料 ソフォス株式会社

ランサムウェアからネットワークをどう守る? 知っておきたい3つのポイント

ランサムウェア攻撃が拡大する中、効果的な防御策として注目されているのが、高度なエンドポイント保護機能を導入し、ネットワークスタックを最適化することだ。本資料では、これを実現するための具体的な方法について紹介する。

製品資料 ソフォス株式会社

ランサムウェアを阻止するための、エンドポイント保護のベストプラクティスとは

ランサムウェア対策は、現代の企業にとって喫緊の課題だ。「防御・保護」から「インシデントからの復旧」まで、包括的な対策が必要だが、ここでは特に「エンドポイント保護」にフォーカスして、対策のベストプラクティスを紹介する。

市場調査・トレンド ソフォス株式会社

3400人への調査で分かったランサムウェアの最新動向、攻撃を未然に防ぐ方法とは

3400人を対象に行ったランサムウェア攻撃に関する調査によると、32%のインシデントで脆弱性が悪用されているという。被害が拡大する中、攻撃を未然に防ぐためにはどのような対策が有効なのか。本資料で解説する。

市場調査・トレンド ソフォス株式会社

調査で分かったランサムウェアの現状、日本の組織が重点的に取り組むべき領域

2024年のランサムウェアによる影響は前年に比べ縮小傾向にあるが、予断を許さない状況が続いている。過去1年間にランサムウェア被害を受けた日本の組織を対象とした調査から、2025年に重点的に取り組むべき領域について提言する。

アイティメディアからのお知らせ

From Informa TechTarget

なぜクラウド全盛の今「メインフレーム」が再び脚光を浴びるのか

なぜクラウド全盛の今「メインフレーム」が再び脚光を浴びるのか
メインフレームを支える人材の高齢化が進み、企業の基幹IT運用に大きなリスクが迫っている。一方で、メインフレームは再評価の時を迎えている。

ITmedia マーケティング新着記事

news017.png

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

news027.png

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

news023.png

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...