「認証」と「デジタルID」は何が違うのか? 両者の役割は?正しいアクセス権限の管理に欠かせない

データやアプリケーションを保護するために欠かせないアクセス権限の管理において、「認証」と「デジタルID」はどのような意味を持つのか。2つの要素がどのように異なり、どのような役割があるのかを説明する。

2020年03月26日 05時00分 公開
[Andrew FroehlichTechTarget]

 セキュリティ分野の似たような2つの単語「認証」「デジタルID」は何が違うのだろうか。これらの用語の意味、相違点、共通点を確認しよう。

デジタルIDとは

 個人、デバイス、組織、アプリケーションなど、それぞれの集合において自身を他の要素から区別するための情報をデジタルIDと呼ぶ。

 デジタルIDはアプリケーション、サービス、データのアクセスレベルを適切に割り当てることに役立つ。システムのセキュリティを維持するためには、ネットワークを区分したセグメント単位でアクセス制限をしなければならない。小規模なサービス(マイクロサービス)を連携させる「マイクロサービスアーキテクチャ」のように、アプリケーションを機能単位で分割している場合も同様だ。機密情報へのアクセスを、必要なユーザーやサービスにのみ許可することで、データの損失や盗難のリスクを大幅に削減できるようになる。

認証とは

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news026.png

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...

news130.jpg

Cookieを超える「マルチリターゲティング」 広告効果に及ぼす影響は?
Cookieレスの課題解決の鍵となる「マルチリターゲティング」を題材に、AI技術によるROI向...

news040.png

「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。