セキュリティ担当者であれば、システム設定の変更や重要データへのアクセス権といった強い権限を持つ「特権」などの管理者アカウントを悪用されることの危険性を熟知しているはずだ。攻撃者が重要なシステムの管理者アカウントを乗っ取れば、壊滅的な状況を招きかねない。ビジネスに支障が出たり、データを暗号化されて身代金を要求されたり、さらなる攻撃の踏み台として被害に遭ったデバイスが利用されたりといった事態が起こり得る。
特権などの管理者アカウントが乗っ取られて攻撃を受けた企業が、被害から復旧することがどれほど難しいかについても、セキュリティ担当者であれば認識しているだろう。攻撃者が管理者アカウントを悪用して、認識できないほどのわずかな変更を加える可能性もある。そうなればセキュリティ部門が自信を持って「完全に復旧できた」と断言するのは難しくなる。
こうした状況はクラウドサービスであっても変わらない。それどころか、場合によってはさらに悪い結果につながることもある。
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