2025年のセキュリティのトレンドの一つが、「AIエージェント」の登場だ。AIエージェントとは何か。セキュリティ分野にAIエージェントがもたらす可能性や課題を説明する。
人工知能(AI)技術の進化は、セキュリティ分野にも恩恵をもたらす。特に「AIエージェント」の登場が、セキュリティの在り方を大きく変えようとしている。AIエージェントが普及するためには、越えなければならないハードルもある。2025年のトレンドの一つになり得るAIエージェントについて、その可能性と課題を整理しよう。
AIベンダーOpenAIが開発したチャットbot型AIサービス「ChatGPT」をはじめ、AI技術を基にしたツールの利用が広がっている。セキュリティ分野でもAI技術を取り入れたセキュリティ製品が登場しており、これからAI技術が本格的に使われるようになると考えられる。
今後、AI技術活用の中核を担うようになるのはAIエージェントだ。AIエージェントは自律的に動作するプログラムであり、セキュリティ分野においてはシステムの脅威になり得るさまざまなデータを収集して分析し、攻撃パターンについて学ぶ。AIエージェントは複雑なタスクを分割し、それぞれを専用エージェントに引き渡すことでタスクの実行や管理をしやすくする。
2025年はAIエージェントを搭載したセキュリティ製品が増え、タスク自動化の機能が充実するだろう。ただしAIエージェントの力を引き出すには、以下の課題解決に取り組む必要がある。
後編は、3つ目の予測を紹介する。
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