Microsoftが“隠している”エラーメッセージに関する詳細情報を表示させる方法を紹介しよう。
本連載ではこれまで、HTTPエラーメッセージの原因を特定する方法を幾つか紹介してきた(HTTPエラーコード入門 PART1、PART2参照)。連載最後となる今回は、HTTPエラーメッセージに対処する方法をもう1つ紹介したいと思う。
HTTPエラーのトラブルシューティングが難しいのは、Microsoftがエラーメッセージに関する詳細な情報の多くを隠しているからだ。この情報が隠されているのは、セキュリティ上の理由からでも、Microsoftがユーザーに情報を見せたくないと考えているからでもないとわたしは思う。コンピュータに詳しくないユーザーのために、そうしているのではないだろうか。
例えば、最もよく現れるフレンドリーHTTPエラーメッセージの1つが「404」エラーだ。404エラーがどういったものであるかを見るには、あなたのお気に入りのWebサイトに行き、無効なURLを追加入力すればいい。そうすれば、恐らく図Aのようなエラーメッセージが表示されるだろう。
図Aに示すように、小さな文字で書かれた説明には、404エラーが発生したこと、そしてこのエラーが起きた原因はファイルが見つからなかったことであると記されている。しかし、技術的な情報はこれがほぼすべてだ。このページに記載されたそのほかの情報は、初心者ユーザーがHTTPエラーメッセージに対処する方法を示したものだ。
フレンドリーエラーメッセージに少し化粧を施したものもある。例えば、わたしのWebサイト(www.brienposey.com)にアクセスして無効なURLを入力すると、図Bのようなエラーメッセージが表示されるだろう。これもフレンドリーエラーメッセージだと見なすことができる。これは、Microsoftの汎用的なエラーメッセージをわたし独自のメッセージに置き換えたにすぎない。このような手法を利用しているWebサイトは多い。
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