「AWS」の主要製品は? 一押しポイントを整理

ユーザー企業のIT担当者を対象に、IT製品/サービスの導入・購買に役立つ情報を提供する無料の会員制メディア「TechTargetジャパン」。このコンテンツでは、製品解説に関する製品解説の記事を紹介します。製品/サービス選定の参考にご覧ください(リンク先のページはPR記事を含みます)。

Amazon Web Services(AWS)とは

 「Amazon Web Services」(AWS)は仮想マシン(VM)やデータベース、ネットワークなどのクラウドサービス群だ。AWSの主な競合サービスにはMicrosoftの「Microsoft Azure」とGoogleの「Google Cloud Platform」、IBMの「IBM Cloud」などがある。(続きはページの末尾にあります)

AWS関連の製品解説

ITmedia × アマゾン ウェブ サービス ジャパン

P RAWS WAFの自動運用でセキュリティ対策を“任せっきり”にする方法とは?

AWS環境(AWSがホスティングするインフラ)のセキュリティ強化において、不正アクセスを防ぐAWS WAFは重要な役割を果たす。問題はその運用だ。適切な設定やシグネチャの更新を担えるノウハウや人材が社内に足りない場合はどうすべきか。

(2023/11/2)

P RAWSに聞いた、ビジネスの俊敏性を高めるために開発現場が考えたいこと

あらゆるものがデジタル化し変わろうとする中、企業には環境変化への対応力が求められる。俊敏性を高めるために、開発現場と組織が考えるべきこととは。

(2020/2/7)
ITmedia × 日本アイ・ビー・エム

P Rクラウドの大阪リージョン開設が東京のユーザーにも喜ばれる理由

国内に複数のリージョンがあるクラウドのメリットは何だろうか。規制などに従ってデータを国内に保持しながら、データやアクセスポイントを冗長化できることだ。クラウド選択の鍵はもう1つあるという。何だろうか。

(2020/10/15)

P R“クラウド移行宣言”のローソンが進める「オンプレミスストレージ改革」の中身とは?

業務系システムの全面クラウド移行を表明したローソンは、同時にオンプレミスストレージ基盤の見直しを進めた。オンプレミス投資が限られる中で同社が進める、当面のハイブリッドクラウドを見据えたストレージ変革とは。

(2015/6/23)
ITmedia × ジャストシステム

P Rユーザー部門で簡単に自己解決できる、ノンプログラミング開発基盤の最前線

ノンプログラミング開発基盤があれば、ユーザー部門だけで本格的なシステムを作ることもできるだろう。真に使いやすいシステムを実現するにはどんな機能が必要だろうか。

(2017/3/17)

P R忙しい情シスに“こっそり”教えたい、ムダなく必要なものだけ開発できる手法

せっかく作ったのに使われないシステムはなぜ生まれてしまうのか。情報システム部門とユーザー部門、双方の不満を「徹底的に排除するために有効」とひそかに注目を集めている手法をこっそりお教えしよう。

(2017/2/6)

P R情シス部門と業務部門の連携でできる新しいシステム構築とは

戦術用語に「諸兵科連合」という言葉がある。戦車や歩兵といった異なる兵種が連係して強力な戦力を発揮する運用方法だ。ビジネスでも「情シス」「業務」の連係で業務効率を大幅な改善が可能になる。

(2016/9/1)

P R「簡単」だけで選ぶと落とし穴に……
ノンプログラミング開発ツール選び

ノンプログラミング開発ツールの選び方を徹底解説。クラウド型、オンプレミス型などのタイプ別に特長を整理し、導入検討の際にチェックすべきポイントを挙げてみたい。

(2016/7/1)
ITmedia × シマンテック

P RAWSで堅牢なバックアップ&DRを実現する方法

「クラウドではオンプレミスと同等の堅牢性は実現できない」――は果たして真実だろうか? 今回、データ保護と可用性にフォーカスし、AWSをより安全に活用する方法を解説しよう。

(2015/2/23)

P R徹底検証:AWSでバックアップとクラスタリングを試してみた

AWSへシステムを移行する際に課題となるのがバックアップとクラスタリングだ。これらにオンプレミスと同等の機能を求めることは難しいと言われてきた。だが、幾つかのツールと設定によって解決できることが分かった。

(2014/11/4)
ITmedia × ゾーホージャパン

P R「moussy」のバロック、サーバ・アプリケーション監視を一元化しコストを5分の1に圧縮

「moussy」「AZUL」「SLY」など有名アパレルブランドを展開するバロックジャパンリミテッド。同社はプラットフォームごとに使い分けていた障害監視ツールを一元化し、製品コストとインシデント数を5分の1にまで圧縮した。

(2013/3/13)

P Rベネフィット・ワンがシステム監視コストを5分の1にできた理由

福利厚生サービスを提供するパソナグループのベネフィット・ワンは、システム監視の内製化に取り組み、コスト削減を実現した。寄与したのは高機能ながらコストパフォーマンスの高いネットワーク監視ツールだった。

(2012/2/20)

P RVMwareからの移行で新たな価値を得るための“最適な移行先”を探る

Broadcomによる買収で大幅再編されたVMwareの製品/ライセンス体系。これを機にITインフラを再構築したいと考える企業もあるだろう。では、VMwareからどこに移行すればよいのか。移行先の最有力候補は何か。

(2024/11/5)

なぜAWSによる「VMware Cloud on AWS」の販売が終了に? Broadcomの狙いは

Broadcomが、「VMware Cloud on AWS」のAWSを経由する販売を終了した。この動きは、Broadcomの買収に伴うVMware事業の方針の変更が関係している。同社の狙いと、AWSやユーザー企業の反応を説明する。

(2024/6/25)

「Amazon S3」がもたらしたストレージの根本的な変化とは?

2006年に提供開始した「Amazon Simple Storage Service」(Amazon S3)は、さまざまな進化を遂げた。老舗ストレージベンダーが競合してきた市場に、Amazon S3は何をもたらしたのか。

(2024/6/21)

「Amazon S3」は“2006年の誕生”からどう進化した? AI時代の新たな動向

AWSの「Amazon Simple Storage Service」(Amazon S3)は2006年にサービスを提供開始して以来、進化を続けている。昨今は機械学習などAI関連のアップデートが目立つ。どのような点が進化したのか。

(2024/6/14)

「Amazon Q」は万能型のアシスタントになる? データ分析で終わり?

AWSのAIチャットbot「Amazon Q」は、BIサービス「Amazon QuickSight」など複数の同社サービスに搭載される見通しだ。アナリストは、Amazon Qの可能性をどう評価しているのか。

(2024/1/18)

AIアシスタント「Amazon Q」で“難解過ぎるBI”が簡単になる日は来るのか

AWSは2023年11月に発表したAIチャットbot「Amazon Q」を、BIサービス「Amazon QuickSight」をはじめとする複数サービスに組み込むことを計画している。Amazon Qはデータ分析のハードルをどう下げるのか。

(2024/1/11)

CopilotのAWS版「Amazon Q」は何ができる? クラウドベンダーが三つどもえ

2023年11月、AWSは生成AIを活用したチャットbot「Amazon Q」を発表した。Amazon Qの概要を、アナリストの解説に沿って説明する。

(2023/12/28)

AWSは本当に「生成AIの高負荷に耐えられるクラウド」なのか? AWSに聞いた

生成AIを活用するときに悩ましいのが、コンピューティング能力の確保だ。AWSは複数のサーバで並列計算する高性能計算(HPC)を効果的に実施する機能を提供している。

(2023/12/28)

「Amazon Bedrock」だけじゃない AWSで「生成AI」を使いこなす方法を深掘り

AWSは生成AIの基盤モデルを提供しているが、オープンソースや自社開発の基盤モデルは使えるのか。他システムで使っているデータを学習させることは可能なのか。

(2023/12/22)

「女性がIT業界に来ない」のは“ある誤解”が理由だった?

AWSは女子生徒向けのIT教育プログラムを幾つか提供している。その背景には、IT業界における女性の技術者不足がある。その理由と、解決策とは。

(2023/9/24)

「Amazon SQS」から始まったAWSの歴史

 Amazon.comは2004年、分散型メッセージキューイングサービス「Amazon Simple Queue Service」(Amazon SQS)を初の開発者向けサービスとして提供開始した。2006年に、ストレージサービス「Amazon Simple Storage Service」(Amazon S3)と仮想マシンサービス「Amazon Elastic Compute Cloud」(Amazon EC2)、Amazon SQSの3つのサービスを含むクラウドサービス群として、AWSを再編成した。

 その後、低コストかつ高い可用性と拡張性を備えるインフラの構築を支援するクラウドサービスが、AWSに加わってきた。Amazon.com子会社のAWS社は現在クラウドサービス事業に専念しており、世界各地にリージョン(データセンター)を設置している。リージョンは日本や米国、オーストラリア、欧州、ブラジルなどにある。

AWS無料利用枠でトライアルが可能

 AWSサービスは1時間単位または秒単位の従量課金制を採用している。各AWSサービスの利用を予約したり、1年または3年の定期利用契約を締結したりすることで、利用料金の割引が受けられる。

 コストが導入の障壁になっている場合、「AWS Free Tier」(AWS無料利用枠)で各AWSサービスを試すことができる。AWS無料利用枠には、

特定のAWSサービスを使い始めてから一定期間無料になる「Free Trials」(無料トライアル)

AWSに登録した日から12カ月間、特定のAWSサービスが無料のプラン「12 months free」(12カ月間無料)

期間無制限で特定のAWSサービスが無料のプラン「Always free」(常に無料)

の3種類がある。

AWSが実践しているセキュアなクラウドサービス構築の秘密

 「Amazon Web Services」(AWS)のイノベーションと新製品開発のペースは、同社最大級の差別化要因としてアナリストが引き合いに出すことがある。同社は製品開発のプロセスを逆にたどることによってこれを実現している。同社のチームは最初に、“このサービスで何ができるか”を分かりやすく具体的に説明する1ページのプレスリリースを作成する。

 この1ページの文書は、セキュリティに重点を置いたFAQ集と照らし合わせながら作成しなければならない。その目的は、データやプライバシーの保護方法についてユーザーが抱く可能性がある疑問を想定し、前もって対処することにある。これによってAWSユーザーのためのセキュリティが製品の設計段階で「最初の文書」から、確実に盛り込まれる。

「ピザ2枚のチーム」のルール

 このプレスリリース作成に当たるチームの規模と構成は、Amazon.comの元CEOのジェフ・ベゾス氏が考案した「2枚のピザ」というチームルールのコンセプトが指針になる。この専属チームのメンバーは同じ部署の人員である必要はない。チャンスや課題に対応するために全社から集められる。だがこれに関わる人数は、2枚の特大アメリカンピザを分け合える数でなければならない。

 このアイデアは開発チームが規模に過度に縛られる事態を防ぐ。常に決められた数の人員を保つことに固執すると、イノベーションとは完全に相反する姿勢につながりかねない。

 2枚のピザルールは、チームが大きくなり過ぎて制御できなくなる事態も防ぐ。大きくなり過ぎるとサブチームができてしまい、メンバー同士のコミュニケーションがうまくいかなくなるリスクが生じる。