Windows管理の在り方が変わりつつある。目指す方向性はMicrosoftが言う「現代的な管理」であり、その鍵を握る複数の要素がある。(続きはページの末尾にあります)
Microsoftは新OS「Windows 11」を投入した。UIのデザイン刷新といった数々の「進化」は、即座に更新するだけの価値をもたらすのか。まずはWindows 10との主な違いを整理しよう。
企業の標準クライアントデバイスとして「Windows」搭載PCが普及しているのは、それなりの根拠がある。Windows搭載PCユーザーが特に評価するポイントを整理しよう。
「Windows 11」はこれまでの「Windows」と何が違うのか。MicrosoftはWindows 11で何を実現しようとしているのか。「Android」アプリケーションが動く意味とは――。Windows 11に関するこれらの疑問の答えを探る。
「UNIX」系OSでファイルやフォルダを操作する際によく見かけるのが、アルファベットや数字から成る“謎の文字列”だ。これらの文字列の意味や使い方とは。実例に沿って説明する。
「システム運用管理」「仮想化」に関するTechTargetジャパンの「プレミアムコンテンツ」のうち、2021年度第1四半期に新規会員の関心を集めたものは何か。ランキングで紹介します。
「Windows」に関する話題を紹介するTechTargetジャパンの「プレミアムコンテンツ」のうち、新規会員の関心を集めたものは何か。ランキングで紹介します。
Windows 11移行を喫緊の課題として取り組まなければいけない時期に来ている。効率的な移行作業の方法やOSが混在する環境をうまく運用する方策、Windows 11に適したPCの選び方などを専門家に聞いた。
MicrosoftはWebブラウザ「Microsoft Edge」の普及を促すために、さまざまな手を打ってきた。Edgeはどう良くなったのか。まずはOSの観点から探る。
「Windows 365」を利用する場合、クライアントデバイスで「Windows 10」を利用する場合とは異なるライセンスが必要になる。Windows 365のライセンスを整理し、併せてWindows 10のライセンスをおさらいする。
一般的には数年置きに必要になるPCの交換。コストや手間を考慮すると、できるだけPCを長く使えるのが良い選択になることがある。PC延命のこつを紹介する。
企業ネットワークで起きる問題の一つとして、プリンタに接続できず、印刷ができないことがある。そのときはどうすればいいのか。“簡単なこと”も含め、ヒントを集めた。
音声によってデバイス操作ができる機能が、「Windows 11」の開発者向けバージョンに加わった。専門家は「先進的だ」とみるが、具体的に何ができるのか。
不具合や何らかのミスによってデータが損失するリスクがある以上、バックアップの対策が重要であることはどのようなシステムにおいても変わらない。Linuxでのバックアップと復元の基本の一つを紹介する。
スマートフォンの賢い利用には、セキュリティの考慮が不可欠だ。スマートフォンを安全に利用するためには、OSのサポート期間を考慮する必要がある。それはなぜなのか。
「リモートデスクトップ」を利用するエンドユーザーから「マイクが動作しない」という報告があった場合、管理者はどう対処すればよいのか。勘所を整理する。
GoogleはWebブラウザ「Chromium」で、「JPEG XL」形式の画像を扱えないようにする。JPEG XLに未来を感じる開発者が講じるべき回避策とは何か。JPEG XL開発の当事者が提案する。
2016年7月29日に無償アップデートが終了する「Windows 10」。移行をかたくなに拒む動きもあるが、Microsoftが掲げる「2、3年でWindows 10デバイスを10億台へ」という目標は、絵に描いた餅ではなさそうだ。
2015年には、DaaSに大きなニュースがあるはずだと予測した筆者。そのニュースの正体である、「“Microsoft DaaS”の登場」という予想は外れた。その原因は何だったのか。
まず、クラウドベースのデプロイメントとプロビジョニングが挙げられる。これはシステムイメージではなく設定がベースとなる。2番目のID管理と認証は、「Office 365」に使われている「Azure Active Directory」(Azure AD)か、オンプレミスの「Active Directory」とAzure ADの組み合わせを利用する。第3の要素は設定と構成に関するもので、これはグループポリシーではなくモバイル端末管理(MDM)を通じて行う。
グループポリシーは消滅するわけではなく、依然としてきめ細かいコントロール機能を提供する。だがMDMには効率が良く、Windows端末と非Windows端末を管理でき、Active Directoryに依存しないといったメリットがある。
更新プログラムを適用しないPCはセキュリティリスクと化し、Windowsに加わった新機能をユーザーに提供しなければ生産性に影響が出かねない。半面、更新プログラムの配信を急ぎ過ぎると重要なアプリケーションとの互換性に悪影響が出る恐れがある。
Windows 10は、約3年ごとのバージョンアップに代わって、新機能を盛り込んだ更新プログラムが定期的に(現時点では年に2回)配信されるようになった。
例外として、「長期的なサービスチャネル(Long-Term Servicing Channel:LTSC)」は更新プログラムを適用するタイミングを管理者がコントロールでき、またコントロールしなければならない。
Quality Updateはセキュリティ問題や不具合を修正するもので、新機能は追加されない。Feature Updateでは、機能の追加や変更、場合によっては削除が行われる。
Microsoftが導入したサービスチャネルの概念では、それぞれのサービスチャネルがFeature Updateの成熟度を反映する。「半期チャネル(Semi-Annual Channel:SAC)」は一般ユーザー向けの通常チャネルで、半年ごとに機能が更新され、設定によって遅らせることもできる。
IntuneはMicrosoftが提供するクラウドベースの端末管理製品で、現在のIntuneは「Intune Classic」とも呼ばれる最初のバージョンとは異なる。
Intune Classicはモバイル端末ではなくPC向けで、グループポリシーをベースとしていた。Windows 7や1607以前のWindows 10は今もIntune Classicを必要とする。
対照的に、現在のIntuneはPCとモバイル端末を管理できる。Azure ADに依存し、端末の登録は手作業で行う方法(ユーザーが自分のPCに業務用のAzure ADアカウントを追加する)と、PCがAzure ADに参加している場合に自動的に行う方法がある。
「ハイブリッドAzure AD」は、ドメイン参加サーバにインストールされたIntune Connectorコンポーネント経由で、Active DirectoryとAzure ADの両方に参加する。
Intuneを使った更新管理はWindows 10の更新リングをベースとする。更新リングはコンピュータやユーザーのグループに割り当てられた設定で、特定の更新チャネルをベースにして通常は半期チャネルか半期チャネル(ターゲット指定)のいずれかを割り当てる。Windows管理者がWindows Insiderチャネルを設定することもできる。
IntuneはWSUSやSCCMに比べ、Windows更新の設定がはるかにやりやすい。何よりも、サーバのインストールや設定をする必要がない。