「リモートデスクトップ」を利用するエンドユーザーから「マイクが動作しない」という報告があった場合、管理者はどう対処すればよいのか。勘所を整理する。
手元のPC(ローカルPC)から別のPCやサーバのデスクトップを操作する「リモートデスクトップ」は、テレワークに役立つ。ただし何らかの原因で、リモートデスクトップの接続中にマイクが利用できなくなることがある。マイクが動作しないことは、エンドユーザーのストレスの原因となる。管理者はどのような手順でトラブルシューティングに当たるべきなのか。
リモートデスクトップでマイクが動作しない問題が、1人のエンドユーザーにしか発生しない場合、マイクそのものや、エンドユーザーごとのマイクの設定に問題が潜んでいる可能性がある。この場合は、まずエンドユーザーのPCとマイクを確認するのが最善だ。管理者は、エンドユーザーに以下の質問をするとよい。
複数のエンドユーザーからマイクが使えないという報告があった場合、その問題はエンドユーザーやデバイスごとの設定を一元管理する「グループポリシー」の設定に起因している可能性がある。管理者はグループポリシーを確認し、どの設定がマイクの機能を停止または変更している可能性があるかを判断する。グループポリシーの設定を確認する「ポリシーの結果セット」を使用して、エンドユーザーとPCに適用されている設定を確認する。
管理者は全ての設定がマイクの利用を許可していることも確認する。例えば管理者がUSBポートへの全てのアクセスをブロックしている場合、USBポートに接続されたマイクは利用できなくなる。
PCやリモートデスクトップには、マイクの機能をブロックしたり、変更したりする可能性がある、複数の要素が存在する。リモートデスクトップでマイクが使えない場合は、ローカルPCでマイクが正しく機能することを確認した後、グループポリシーやWindowsの設定を確認するとよい。
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