ハイパーコンバージドインフラ(HCI)は「x86」サーバに、ストレージやネットワークといったハードウェアと、サーバ仮想化をはじめとするソフトウェアを組み合わせた製品だ。主要なHCIはこれらの各要素を、ソフトウェアで一元管理できるようにする。(続きはページの末尾にあります)
関西電力グループのHCI採用事例や、クラウドストレージの使用動向調査、データセンター事業者のクラウドストレージ導入事例など、サーバ&ストレージに関する主要なニュースを3本紹介する。
「HCI」は製品の機能追加とともに、使われ方も多様になっている。クラウドサービスの利用が広がる中で、どのような点に注目すべきなのか。三井化学の事例を交えて紹介する。
クラウドサービスへの全面移行計画を白紙にしてNutanixの「ハイパーコンバージドインフラ」(HCI)を導入した英国のロイヤル・オペラ・ハウス。決定の理由は「コスト」だ。実際にどのくらい削減できるのか。
英国のロイヤル・オペラ・ハウスはクラウドサービスへのシステム移行を検討していたが、ある理由で「ハイパーコンバージドインフラ」(HCI)の採用を決定した。その理由は何か。HCI採用に至った経緯を追った。
「ハイパーコンバージドインフラ」(HCI)を導入した鉄鋼会社Harrison Steel CastingsのIT担当者は、HCIベンダーの営業担当者による製品説明の真偽を確かめるべく、ある行動に出た。その行動とは。
メインフレームだけがモダナイゼーションの対象ではない。DEC Alphaサーバで稼働しているTru64 UNIXのデータベースは、一体どうしたらいいのか。事例からレガシーの近代化のヒントを探る。
膨大なデータが発生するブラックホール観測を支えたのは1000台のHDDだった。データの保存や処理、保護のコスト効率を高めるために観測チームが取った手段は、合理的な判断に基づく。
サイトパフォーマンスに課題を抱えていた企業がVirtualWisdomを導入。遅延の発生箇所を特定することが可能になり、解決に要する時間が減少した。
医療機器メーカーPenlonは、Scale Computingのハイパーコンバージド製品に移行して約437万円のコスト削減を実現した。同社がライセンス費用以外で「VMwareフリー」にこだわった理由とは?
英国の慈善団体は、HPEのサーバからHyperGridに移行したことにより、95万ポンド(1億3700万円)のコスト削減と大幅な処理速度向上を実現した。選定の条件は、「VMwareを除外すること」だった。
複雑化したITシステムに限界を感じたスコットランドの法律事務所が、サーバ環境の刷新を決断。同社が選んだのは、実績の少ない新興企業Gridstoreのハイパーコンバージドアプライアンスだった。
SAPが開催したイベントから分かるのは、水平分業から垂直統合へとビジネスモデルを急速に変えつつある同社の姿だ。SAP HANA、モバイルソリューションが紹介されたイベントをリポートする。
大阪証券取引所が2006年2月から稼働させている新売買システムは、国内の証券取引所では初のオープン系として注目を集めたが、今日に至るまで安定稼働を続け、世界トップクラスの応答速度を維持している。DBMSには日立製作所の「HiRDB」が採用され、その高い性能、可用性、拡張性が快適な取引環境を支えている。
NECのブレードサーバシステムを用いたスケールアウト構成の大規模グリッド環境データウェアハウス(DWH)システムで、7.69倍の検索性能高速化を実証
日本オラクルは、「Oracle Real Application Clusters」を低コストで中小規模システムに導入するための「SE RAC導入パッケージ」の提供を開始すると発表した。
サーバ仮想化技術と統合管理機能を備えている点が、HCIの特徴だ。サーバ仮想化技術によって、サーバとストレージ、ネットワークの各リソースを、プールされたリソースとして扱えるようにする。統合管理機能で、これらのプールされたリソースをさまざまなワークロード(アプリケーション)向けに分割し、配備できる。
異なるハードウェアが混在するインフラでは、複数の異なる管理ツールを利用する必要があることが一般的だ。その場合、一部のハードウェアの管理が不十分になったり、有効利用できなかったりする場合がある。統合管理機能を備えたHCIは、こうした課題を解決する。
HCIはスタンドアロンのアプライアンスとして扱える。他のHCIと組み合わせると、インフラを迅速かつ簡単に拡張できる。