2019年04月25日 08時00分 公開
特集/連載

やはり原因はVMwareだった――VirtualWisdom導入でボトルネックを特定サプライヤーの「言い訳」も封殺

サイトパフォーマンスに課題を抱えていた企業がVirtualWisdomを導入。遅延の発生箇所を特定することが可能になり、解決に要する時間が減少した。

[Antony Adshead,Computer Weekly]

 金融サービス企業CURO Financial Technologies(以下、CURO)は、Virtual Instrumentsのインフラ監視製品を導入してストレージのパフォーマンスやネットワークのトラブルシューティングに担当者が費やす時間を最大30%削減した。

 Virtual Instrumentsの「VirtualWisdom」により、CUROのITチームはストレージ、ネットワーク、仮想マシン(VM)の問題を特定できるようになった。つまり、どのサプライヤーの製品にパフォーマンスの問題が生じているかを知ることができ、サプライヤーの言い逃れに反論できることを意味する。

原因はVMware製品

 同社のシステムは、顧客との1回のやりとりごとに50件のトランザクション処理が発生すると話すのは、同社の企業システムディレクターを務めるミッチ・ロバーソン氏だ。

 何らかの遅延が生じると、それが積み重なって悪化し、指数関数的に増加する可能性がある。ロバーソン氏のチームが詳しい洞察を得たいと考える重要な問題だった。「当社は何が起きているのかを明確にすることを望んでいた」と同氏は付け加える。

 CUROはVirtualWisdomを導入した。

 「データセンター間には遅延の問題がなかったことも確認できた。全てのことが1〜3ミリ秒以内で完了していた」(ロバーソン氏)

 問題の原因は何だったのだろうか。

 「その多くはVMware製品のチューニングにあった。ネットワークのチューニング、例えばバッファーの調整の必要性やメモリの問題だった」と同氏は話す。

 ロバーソン氏によれば、同氏が率いるチームはCPUとメモリの使用量を関連付けることで双方が最もビジー状態になる時間帯を突き止められるようになったという。また、問題の根本原因を探ることも可能になった。

 Citrix Systems製品環境で、CPU使用率に30%のスパイクが発生することを診断しようとする場合、チームはこれまでスパイクが始まった時点と問題の内容を推測できるだけだった。それがVirtualWisdomを使用することで、Microsoftの修正プログラムを適用した後にその問題が起きていることを突き止めることができた。

 他にもストレージについて、CUROのITチームはプロビジョニングが過剰または不十分なポートがあるなど、I/Oとファブリックに問題が発生しているSANに気付くことができた。「トラブルシューティングについて状況が大きく変わった」とロバーソン氏は話す。

 「VMwareが『問題はストレージにある』と指摘しても、当社は反証を示すことができるだろう。これまでは非常に受け身だったが、その姿勢は前向きに変わっている。当社はかつてないほど問題の予測が可能になっている」(ロバーソン氏)

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