「VMwareフリー」のハイパーコンバージド製品が選ばれた理由不満点はコストだけではない

医療機器メーカーPenlonは、Scale Computingのハイパーコンバージド製品に移行して約437万円のコスト削減を実現した。同社がライセンス費用以外で「VMwareフリー」にこだわった理由とは?

2018年08月14日 08時00分 公開
[Antony AdsheadComputer Weekly]

 英国オックスフォードを拠点とする医療機器メーカーPenlonは、Hewlett Packard Enterprise(HPE)のサーバとSANインフラをScale Computingのハイパーコンバージドインフラに乗り換えることで、コストを約3万ポンド(約437万円)削減した。

 Penlonは、麻酔システム専門の医療機器メーカーだ。英オックスフォードに2カ所、米ミネソタ州に1カ所の拠点を構え、約200人の従業員を擁し、90カ国以上にサービスを提供している。

 同社のITインフラはオックスフォードの1カ所の拠点で一元管理している。そこでは、「Microsoft Exchange」、ERP、財務システム、文書管理システムなど、重要なアプリケーションも管理する。

 同社ITマネジャーのトニー・セラートア氏は、「当社は『サーバスプロール』状態に陥ったため、VMware製品による仮想化に移行した」と話す。だが、仮想化によって必要なストレージ容量が増えるに伴い、今度は「ストレージスプロール」に陥ったと言う。

 「当社は法規制が厳しい業界に属しているため、記録を保持する必要がある。SANを拡張するためにHDDを追加するのは面倒で、ダウンタイムも発生するため事業にも影響する」(セラートア氏)

 「SANの拡張には追加コストに加え、データ移行に必要な技術的な課題も持ち上がった。そのため、当社は手間を最小限に抑えてサービスを追加できるシンプルなソリューションを求めていた」

 セラートア氏が率いるチームは、NutanixやSimpliVity(2017年にHPEに買収された)のハイパーコンバージド製品を評価したが、当時これらの製品はVMware製品を使用する必要があったという。一方、Scale Computingは自社のハイパーバイザーを備えたハイパーコンバージド製品を提供していた。




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