2006年06月30日 09時59分 公開
特集/連載

金融サービス会社を目覚めさせたワームの侵入Case Study

ワームの感染で壊滅的な痛手を負ったある金融サービス会社は、ネットワーク監視/分析ツール「Arbor PeakFlow X」を導入した。

[TechTarget]

 商取引、投資銀行業務、調査サービスなどを専門とする金融サービス会社トーマスワイゼルパートナーズの最高セキュリティ責任者(CSO)を務めるキャノン氏はかつて、スパイボットワームの侵入さえ目撃したことはなかった。同氏には確かに幾つかマイナーな手段はあった。だが、同氏のセキュリティチームが異常な動きを察知して追跡しようとしても、ログやリポートをすべて確認している間に1歩も2歩も後れを取るのが常だった。

 トーマスワイゼルパートナーズのネットワークにワームが初めて侵入したのは2004年後半だった。そして、再び2005年初頭にも侵入した。同社のIT部門では、この件はその後、「2005年3月の事件」と呼ばれるようになった。

 キャノン氏によれば、事態は次第に悪化の一途をたどり、最終的には、数台のマシンが応答しなくなったという。どうやら、同社が導入していたSymantecのセキュリティツールはこれらのワームを探知しなかったようだ。そうした侵入はまだ定義されていなかったからだ。

 同社のスタッフの眼を開かせたのは、この感染だった。

ITmedia マーケティング新着記事

news156.jpg

サイロ化の現実 75%の企業は部門間が連携せず、むしろ競争関係にある――Accenture調査
デジタル変革(DX)における不十分な事業部間連携は業績低下につながるというAccentureの...

news052.png

ゲーム業界がコロナ禍でTwitterを活用したコミュニケーションに注力した理由
コロナ禍において「巣ごもり消費」が拡大し追い風が吹いているといわれるゲーム業界だが...

news139.jpg

コロナ禍の観光に見える20の兆しとは? TBWA HAKUHODOなどが「観光復興ガイド」を公開
SNS上の旅行に対する価値観の激しい変化を分析し、そこから見えた20の新たな兆しとその後...