送信ドメイン認証(DKIM)技術を利用した「DKIM filter」の提供を開始。民主党も実装完了
インフォマニアは12月3日、送信ドメイン認証(DKIM)技術を利用して成り済ましメールを防ぐサービス「DKIM filter」の提供を開始したと発表した。
本サービスは、メールサーバ本体への実装なしに、簡単な設定変更のみでDKIMによるドメイン認証を実現するASPサービス。DKIMに対応できる技術者がいない企業でも、成り済ましメールやフィッシング詐欺メールに対応できるよう設計されているという。
DKIM filterには主要な機能が2つある。1つは、同社が指定するDKIMサーバ経由でメールを送信することにより、送信時にDKIMによる電子署名をメールヘッダに付与してメールの正当性を認証できるようにする機能。もう1つは、利用ドメインのMX(Mail eXchange)レコードを同社のDKIMサーバに変更し、認証後に元のサーバに転送することで受信時にほかのDKIM対応サーバからのメールを認証する機能である。
送信側はDKIMのほか、SPF(Sender Policy Framework)とSender IDにも同時に対応可能。また、受信側はDKIMのほかにDomainKeysやSender ID、SPFをサポートしており、相手サーバに合わせた一通りの認証が可能となっている。
サービスの提供単位はドメインごととなっており、利用料金は初期設定費用20万円(1ドメイン)、月額10万円(100メールアドレスまで)。なお、本サービスは民主党がドメインの信頼性維持向上のために試験的に導入を決め、すでに実装が完了しているという。
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