社外に持ち出してもUSBメモリ内でのみデータの閲覧・編集ができるように制限することで、Winnyなどによる情報漏えいを防ぐことが可能。
イーディーコントライブは、社外でのデータ漏えいを防ぐセキュリティ機能付きUSBメモリ「SD-Shelter」を6月初旬に発売する。データ利用を制限するソフトウェアをUSBメモリ内に格納して、社外PCでの利用時にメモリ以外へのデータ保存を禁止することで、情報漏えいを防ぐ。
SD-Shelterは、パスワードやハードウェアレベルでの強制暗号化(256ビットAES)の機能により、紛失時のデータセキュリティを保護するUSBメモリ。パスワードの有効期限や使用文字数、入力ミスの許可回数など、管理者が独自のポリシーを設定できる。
同製品では、2種類のドライバソフトウェアを用意して社内外のデータ利用を制御する。社内用のドライバは、USBメモリを利用するPCにインストールすることで、PC・USBメモリ間でデータの読み書きが任意に行える。また、社外向けのデータ閲覧/編集用ドライバをあらかじめUSBメモリ内に格納しており、例えば自宅PCにメモリを接続した際にドライバがインストールされると、USBメモリ内でのみ読み書きが許可され、PCにデータが保存できないようになる。自宅PCにWinnyなどのファイル交換ソフトがインストールされていても、業務用データが外部に拡散してしまう恐れがない。
SD-Shelterの容量は512Mバイト、1Gバイト、2Gバイト、4Gバイト、8Gバイトの5種類。Windows Vista/XP SP2/2000 Professional SP4が稼働するPCのUSB 2.0ポートで利用できる。価格はオープン。追加用、管理者ツール用ライセンスなども用意される。
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