EDコントライブ、外へのデータコピーをブロックするUSBメモリNEWS

社外に持ち出してもUSBメモリ内でのみデータの閲覧・編集ができるように制限することで、Winnyなどによる情報漏えいを防ぐことが可能。

2008年05月09日 19時44分 公開
[TechTargetジャパン]

 イーディーコントライブは、社外でのデータ漏えいを防ぐセキュリティ機能付きUSBメモリ「SD-Shelter」を6月初旬に発売する。データ利用を制限するソフトウェアをUSBメモリ内に格納して、社外PCでの利用時にメモリ以外へのデータ保存を禁止することで、情報漏えいを防ぐ。

画像 SD-Shelter

 SD-Shelterは、パスワードやハードウェアレベルでの強制暗号化(256ビットAES)の機能により、紛失時のデータセキュリティを保護するUSBメモリ。パスワードの有効期限や使用文字数、入力ミスの許可回数など、管理者が独自のポリシーを設定できる。

 同製品では、2種類のドライバソフトウェアを用意して社内外のデータ利用を制御する。社内用のドライバは、USBメモリを利用するPCにインストールすることで、PC・USBメモリ間でデータの読み書きが任意に行える。また、社外向けのデータ閲覧/編集用ドライバをあらかじめUSBメモリ内に格納しており、例えば自宅PCにメモリを接続した際にドライバがインストールされると、USBメモリ内でのみ読み書きが許可され、PCにデータが保存できないようになる。自宅PCにWinnyなどのファイル交換ソフトがインストールされていても、業務用データが外部に拡散してしまう恐れがない。

 SD-Shelterの容量は512Mバイト、1Gバイト、2Gバイト、4Gバイト、8Gバイトの5種類。Windows Vista/XP SP2/2000 Professional SP4が稼働するPCのUSB 2.0ポートで利用できる。価格はオープン。追加用、管理者ツール用ライセンスなども用意される。

関連ホワイトペーパー

情報漏洩 | パスワード | 暗号化


ITmedia マーケティング新着記事

news047.jpg

SASのCMOが語る マーケティング部門が社内の生成AI活用のけん引役に適している理由
データとアナリティクスの世界で半世紀近くにわたり知見を培ってきたSAS。同社のCMOに、...

news159.jpg

SALES ROBOTICSが「カスタマーサクセス支援サービス」を提供
SALES ROBOTICSは、カスタマーサクセスを実現する新サービスの提供を開始した。

news139.jpg

「Fortnite」を活用  朝日広告社がメタバース空間制作サービスとマーケティング支援を開始
朝日広告社は、人気ゲーム「Fortnite」に新たなゲームメタバース空間を公開した。また、...