日本クアンタム、ネットワーク帯域消費を95%以上低減する重複除外対応VTLアプライアンスNEWS

日本クアンタムストレージが、VTLアプライアンスの新製品を発表。最大3.5Tバイト/時のバックアップ性能、最大56Tバイトの使用可能容量を提供する。

2010年09月09日 09時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 日本クアンタムストレージ(以下、日本クアンタム)は9月8日、ミッドレンジおよびエンタープライズ規模向けにファイバーチャネルSAN環境を統合するVTL(仮想テープライブラリ)アプライアンス「Quantum DXi6700」(以下、DXi6700)を発表した。9月上旬より日本クアンタムおよび販売代理店から出荷を開始する。

photo Quantum DXi6700

 DXi6700は8Gビットファイバーチャネル接続を使用し、最大3.5Tバイト/時のバックアップ性能、最大56Tバイトの使用可能容量を提供する。また、レプリケーションとダイレクトテープ作成の両機能を備えており、必要なソフトウェア機能のライセンスを基本構成に組み込んでいる。

 同社によると、DXi6700はすべての主要なバックアップアプリケーションに連動する。また、必要なネットワーク帯域幅を通常の95%以上低減する重複除外(排除)技術を使用して、サイト間でのバックアップデータをレプリケートすることも可能。DXi6700のダイレクトテープ作成機能では、バックアップサーバを経由せずに、接続されたテープにシステムから対象データを直接書き込む。この機能によってバックアップの自動化や一括管理、ディスクとテープ間を完全に同期化させるカタログなどを提供する。

 さらに、DXi6700はクアンタムの統合管理ツール「Quantum Vision 4.0」と連携し、ディスクシステムやテープシステムを単一のコンソールから統合的に管理できるほか、効率的な管理のためのリポートツールも標準で搭載されている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news079.jpg

CMOが生き残るための鍵は「生産性」――2025年のマーケティング予測10選【中編】
不確実性が高まる中でもマーケターは生産性を高め、成果を出す必要がある。「Marketing D...

news023.jpg

世界のモバイルアプリ市場はこう変わる 2025年における5つの予測
生成AIをはじめとする技術革新やプライバシー保護の潮流はモバイルアプリ市場に大きな変...