ヴイエムウェアの新APIに対応したことで、仮想アプライアンス内の検索エンジンやパターンファイルでウイルス検出、対象ファイルの削除が可能となった
トレンドマイクロは10月18日、物理/仮想の両環境に対応したサーバセキュリティ製品「Trend Micro Deep Security 7.5」(以下、TMDS7.5)を発表した。26日より受注を開始する(出荷は28日より)。
TMDS7.5の特徴は、ヴイエムウェアの新API「VMware vShield Endpoint」に対応している点だ。従来のエンドポイントウイルス対策は、パターンファイルを更新するなど継続的なアップデートが必要なのに対し、TMDS7.5は、仮想アプライアンス内の検索エンジンやパターンファイルで、仮想マシンのウイルス検出、対象ファイルの削除ができるという(ウイルスによって書き換えられたレジストリに関しては、手動復旧が必要)。
TMDS(Trend Micro Deep Security)は、IDS/IPS、Webアプリケーション保護、ファイアウォール、ファイルやレジストリの変更監視、ログ監視の5機能を備えた「Deep Security エージェント」、IDS/IPS、Webアプリケーション保護、ファイアウォール、仮想環境のウイルス対策の4機能を備えた「Deep Security Virtual Appliance」、管理ツール「Deep Security マネージャ」で構成される。7.5より新たにDeep Security Virtual Applianceに「ウイルス対策オプション」が追加された。
参考価格(税別)は、Deep Security エージェントが1サーバ当たり8万4000円。Deep Security Virtual Applianceが1CPUソケット(12コアまで)で23万0000円。Deep Security マネージャが1管理サーバ当たり237万5000円。Deep Security Virtual Appliance ウイルス対策オプションが7万円。
Deep Security マネージャとDeep Security エージェント5個がセットになったパック製品も用意されており、価格は150万円。Deep Security エージェントを追加する場合、別途アップグレード費用が必要となる。
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