既存のエンドポイント製品に加え、メールセキュリティ、メールアーカイブ、Webセキュリティ製品をSaaS型で提供する。
マカフィーは1月26日、SaaS型で提供するセキュリティ製品のラインアップを拡充すると発表した。提供中のエンドポイントセキュリティ製品「McAfee SaaS Endpoint Protection」に加え、新たにメールセキュリティ製品「McAfee SaaS Email Protection」、メールアーカイビング製品「McAfee SaaS Email Archiving」、Webセキュリティ製品「McAfee SaaS Web Protection」が追加された。
提供中のMcAfee SaaS Endpoint Protectionは、同社のセキュリティ研究機関「Global Threat Intelligence」(以下、GTI)の情報を軸に、レピュテーション技術でリアルタイムの保護機能を提供する製品だ。ウイルスやスパイウェア、スパム、フィッシングの各種攻撃から、ユーザーのデスクトップPC、サーバ、電子メール環境を保護する。また、同製品にカテゴリ別のWebサイト閲覧・制限機能が追加された「McAfee SaaS Endpoint Protection Advanced」なども提供されている。
McAfee SaaS Email Protectionは、クラウド環境内に置かれたメールのトラフィックをフィルタリングする製品。ウイルスやワームの侵入を防ぐ他、スパムをブロックして怪しいメールを別フォルダに格納する。万が一の誤検知に備え、ユーザーが自身で隔離されたメールを安全な状態で確認できる機能なども搭載している。また、停電などでメールシステムが停止した場合でもメール送信を継続できる機能を持った「McAfee SaaS Email Protection & Continuity」もある。
McAfee SaaS Email Archivingは、マカフィーのクラウド環境(データセンター)内でメールをアーカイビングする製品だ。企業のポリシーで定められた条件に値するメールが自動で保存される。
McAfee SaaS Web Protectionは、GTIと連動してリアルタイムのURLフィルタリング機能を提供するWebセキュリティ製品だ。マルウェアをはじめとするWebベースの脅威からユーザーを保護する。
今回発表された新製品は、McAfee SaaS Email Archivingを除きいずれも2011年春より提供開始予定。McAfee SaaS Email Archivingは現在提供開始日を検討中としている。
同社では今後も、SaaS型とアプライアンス型それぞれの製品提供、および企業ニーズに合わせて両タイプを併用できるハイブリッド型での製品提供を行っていくとしている。
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