HDEは、メール誤送信対策アプライアンスの最新版を発表。スパム・ウイルス対策などインバウンドのメールセキュリティ機能を追加した他、オプションでUPSとも連携可能にした。
HDEは7月14日、メール誤送信対策アプライアンス「tapirus G 2100」を発表した。7月19日に販売を開始し、価格はオープン。1アプライアンス当たり1500ユーザー程度の利用を想定している。
tapirus Gシリーズは、誤送信(情報漏えい)の可能性があるメールを(1)送信者本人の気付き、(2)第三者による確認、(3)システムでの強制停止、(4)添付ファイルのパスワード付ZIP化、の4ステップで防ぐアプライアンス製品。送信後メールの一時保留や、メールヘッダ・本文・添付ファイルの条件で誤送信の疑いがあるメールを自動で止める独自技術、パスワード付きZIP変換など機能を搭載している。
最新版のtapirus G 2100では、迷惑メール、ウイルス対策機能を追加。これまでの誤送信(情報漏えい)と合わせて、インバウンド・アウトバウンド双方の機能を搭載する統合型のメールセキュリティアプライアンスとして利用可能となった。企業のIT管理者は、マルチベンダー環境で運用管理していたメールセキュリティシステムを、tapirus G 2100の1台に集約できる。
その他、ハードウェアも強化した。HDDと電源が冗長化構成に対応し、停電対策として有効なUPS(無停電電源装置)をオプションで利用できる。セキュリティ面では、フィッシング詐欺対策として有効なドメイン認証技術「DKIM」に対応。SMTP認証(SMTP AUTH)、SSL/TLSによる受信制限も可能だ。
以前からのHDEユーザーならお気付きかもしれないが、tapirus G 2100には筐体の中央にtapirusシリーズのバク(動物)のキャラクターがデザインされている。これは同製品の管理画面も同様で、画面デザインの見直しと共にキャラクターを記載。それ以外の箇所も担当者がより利用しやすいようなインタフェースとなっている。
同社では、tapirus G 2100の評価機貸し出しサービスも行っている。導入を検討するユーザー企業はこちらから申し込みが可能だ。
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