これまで3製品で提供していた機能をアプライアンス単体で提供。誤送信の疑いがあるメールを自動検出し、外部に送信される前に阻止する。
HDEは9月13日、アプライアンス提供するメール誤送信防止製品「tapirus G 2000」を発表。同日より販売を開始した。
誤送信の疑いがあるメールを独自の技術で検出し、外部に送信される前に阻止する。送信者自身の気付き(再確認)で誤送信を発見するというよりは、システム側で情報漏えいの危険性があるメールを自動抽出する点にこだわった製品だ。
同社ではこれまで、メールセキュリティ製品「HDE Mail Cop」「HDE Mail Filter」「HDE Secure Mail」の3製品を組み合わせて「HDE誤送信対策ソリューション」として提供してきた。同ソリューションでは、「一時保留」「ルール判定によるあて先・本文・添付ファイルの内容チェック」「添付ファイルの自動暗号化」などの機能を提供しているが、tapirus G 2000にもそれらすべての機能が備わる(※)。
※暗号方式についてはパスワード付ZIPのみ
独自の抽出技術は、同社がユーザー企業向けに行った調査で誤送信の原因として上位に挙げられたものを中心に実装されている。例えば「書きかけのメールを送信してしまった」「Bccで送信するメールをすべてTo指定で送信してしまった」「機密情報が記載された添付ファイルを送信してしまった」などだ。
tapirus G 2000を通過したメールは保管されているため、送信後や一時保留時に専用画面上で検索表示したり、eml/mbox/zip形式でダウンロードできる。
価格はオープン。1アプライアンス当たり1000ユーザーの利用を想定しているという。
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