ミッドレンジ向けユニファイドストレージを発表 日立製作所NEWS

日立製作所がユニファイドストレージとバックアップ用途向けファイルストレージの販売開始を発表した。

2012年04月26日 11時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 日立製作所は4月25日、ユニファイドストレージ「Hitachi Unified Storage 100 シリーズ」(以下、HUS100シリーズ)とバックアップ用途向けファイルストレージ「Hitachi Capacity Optimization」(以下、HCO)の販売開始を発表した。

 HUS100シリーズは、同社のミッドレンジディスクアレイ「Hitachi Adaptable Modular Storage 2000シリーズ」(以下、AMS2000)の後継機種として位置付けられ、「HUS110」「HUS130」「HUS150」の3つのモデルで提供される。ブロック/ファイル両方のアクセスプロトコルに対応し、データ種類が異なるアプリケーションからのアクセスを単一システムに集約して管理する。また、ブロック/ファイル単位でのストレージ容量や利用状況の確認、割り当てなどを単一画面で実施可能な管理機能「Hitachi Device Manager」を標準搭載している。

photo Hitachi Unified Storage 100 シリーズ

 HUS100シリーズの最大ストレージ容量は2.8P(ペタ)バイト(HUS150の場合)。また、ボリューム容量仮想化機能「Hitachi Dynamic Provisioning」やストレージ階層仮想化機能「Hitachi Dynamic Tiering」などでストレージ容量の効率的な利用を支援する。同社によると、HUS150とAMS2000シリーズの「AMS2500」を比較した場合、最大システム容量が2倍、データ転送性能が3倍まで向上したという。HUS100シリーズの販売価格は、157万5000円から(最小構成のHUS110の税込み金額)。

 HCOはバックアップ用途向けファイルストレージで「HCO210」「HCO230」の2つのモデルを提供する。バックアップの対象となるデータの種類に応じて、適切な重複排除方式を自動実行する。HUS100シリーズをバックアップデータの格納ストレージとして活用しており、最大物理容量は384Tバイト(最大論理容量7.6Pバイト:HCO230の場合)。同社によると、日立独自の重複排除技術を採用し、バックアップのデータ量を最大20分の1まで削減可能だという。その販売価格は、1219万1550円から(最小構成のHCO210の税込み金額)。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

新着ホワイトペーパー

プレミアムコンテンツ アイティメディア株式会社

「SATA接続HDD」が変わらず愛される理由とは

HDDの容量が30TB超になると同時に、ストレージ技術はさまざまな進化を続けている。そうした中でもインタフェースに「SATA」(Serial ATA)を採用したHDDが変わらずに使われ続けている。なぜなのか。

事例 INFINIDAT JAPAN合同会社

IOPSが5倍に向上&コストも80%削減、エクシングが選んだ大容量ストレージとは

カラオケ業界が直面するデータ増に対応すべく多くのストレージを試し続けた結果、4社27台の製品のメンテナンスに悩まされていたエクシング。この問題を解消すべく、同社は大容量かつコスト削減効果に優れた、新たなストレージを導入した。

製品資料 プリサイスリー・ソフトウェア株式会社

データソート性能向上でここまで変わる、メインフレームのシステム効率アップ術

メインフレームにおけるデータソート処理は、システム効率に大きく影響する。そこで、z/OSシステムおよびIBM Zメインフレーム上で稼働する、高パフォーマンスのソート/コピー/結合ソリューションを紹介する。

事例 INFINIDAT JAPAN合同会社

従来ストレージの約8倍の容量を確保、エルテックスが採用したストレージとは

ECと通販システムを統合したパッケージの開発と導入を事業の柱とするエルテックスでは、事業の成長に伴いデータの容量を拡大する必要に迫られていた。そこでストレージを刷新してコスト削減や可用性の向上などさまざまな成果を得たという。

市場調査・トレンド プリサイスリー・ソフトウェア株式会社

クラウド統合を見据えたメインフレームのモダナイズ、3つの手法はどれが最適?

長年にわたり強力かつ安全な基盤であり続けてきたメインフレームシステム。しかし今では、クラウド戦略におけるボトルネックとなりつつある。ボトルネックの解消に向け、メインフレームを段階的にモダナイズするアプローチを解説する。

From Informa TechTarget

いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは

いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。

ITmedia マーケティング新着記事

news014.png

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

news046.png

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

news026.png

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...