標的型攻撃にも悪用、ボットネットによるサイバー攻撃の手口と対策ゾンビマシンに気付かない企業も多数

大量のマルウェア感染マシン群であるボットネットは、標的型攻撃に利用されることも少なくない。ボットネットを利用したサイバー攻撃の手口と、その対策を解説する。

2012年08月06日 08時00分 公開
[Robert Westervelt,TechTarget]

 サイバー犯罪集団が操るゾンビマシン(マルウェアに感染し、攻撃者に悪用されるマシン)の一群は、主に医薬品やポルノなどを宣伝する大量スパム送信に使われている。だが専門家によれば、さらに悪質な用途のために利用されることもあるという。

 ボットネットは、ゾンビマシンの力を悪用して、Webサイトに障害を引き起こす分散型サービス妨害(DDoS)攻撃やマルウェアの拡散、フィッシング詐欺、クリックジャッキングなどに利用される(ボットネットについては「IPレピュテーションはスパムの抜本対策となり得るか」も参照)。

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