IBMとGoogleのOSSハードウェア開発に寄せられる期待と心配の声Power再興とクラウド強化で利害が一致

IBMやGoogleなどが加盟する企業連合「OpenPOWER Consortium」が2013年8月に結成された。Powerプロセッサを中心とするクラウド基盤に必要なハードウェアの開発を目指す同連合だが、市場には批判的な見方もある。その理由とは?

2013年10月21日 08時00分 公開
[Stephen J. Bigelow,TechTarget]

 英ARM Holdingsの知的財産と同社のRISCリファレンスデザインの改良に向けた取り組みでは、オープンソース方式によるコラボレーションが大きな威力を発揮した。米IBMはこの成功を受け、「Power」プロセッサアーキテクチャに新たな活力を吹き込むために「OpenPOWER Consortium」を通じて業界大手各社と協力関係を結ぶ方針だ。

 OpenPOWER Consortiumは2013年8月に結成された企業連合で、IBMのPowerプロセッサを中心としてオープンソースのサーバ、ネットワークストレージおよびストレージの分野での協力を目指す。具体的な協力形態やガバナンスの問題をどうするかなどは不明だが、新規加盟への呼びかけは現在も行われている。

オープンソースのデータセンターシステムでPowerプロセッサの復活なるか?

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アイティメディアからのお知らせ

From Informa TechTarget

なぜクラウド全盛の今「メインフレーム」が再び脚光を浴びるのか

なぜクラウド全盛の今「メインフレーム」が再び脚光を浴びるのか
メインフレームを支える人材の高齢化が進み、企業の基幹IT運用に大きなリスクが迫っている。一方で、メインフレームは再評価の時を迎えている。

ITmedia マーケティング新着記事

news017.png

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

news027.png

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

news023.png

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...