F1イギリスGPの開催地として知られるSilverstoneサーキットは、利用者ごとに最適化された「オーダーメイド体験」を提供するWebサイトを目指していた。同サーキットが採用した技術とは?
英Silverstoneサーキットは1940年代に放棄された飛行場に建設されて以来、英国自動車レースの中心地となっている。
2014年、同サーキットはF1世界選手権イギリスグランプリの当地50回目の開催を祝し、一度に数千人もの観客を招待する。招待客はレース当日、サーキット到着前にチケットを購入する。Silverstoneは、この購入方法を大幅に強化した。
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観客がサーキットにいるときだけでなく、レース開催当日までの間も優れたサービスを受けられるように、Silverstoneはチケットの購入手段の提供を英Advanced TicketingのTALENTスポーツソリューションに依頼した。
サーキットはレースのチケット販売の他に、一年中客足が止まらないようにカンファレンスなどのイベントも開催している。
「Webサイトのフロントエンドには2つの機能がある。半分は利用者にイベントの予定などを伝える至って普通のWebサイトだ。もう半分がチケットの販売だ。分かりやすく、あらゆるデバイスから購入できることを希望していた」と、SilverstoneのCIOミカエラ・ロビンズ氏は話す。
Advanced Ticketingは、これまでにレスター・タイガースやウスター・ウォーリアーズといったラグビークラブ、リバプールやリーズ・ユナイテッドといったサッカークラブ、チェスター競馬場など、多数のスポーツクラブや競技場にサービスを提供しており、Silverstoneシステムにもそのノウハウを生かすことができる。
「スポーツが当社事業の中心だ。顧客ベースは多岐にわたり、リバプールやエバートンといったプレミアリーグのサッカークラブにも多数サービスを提供している。サッカーリーグに所属するクラブの約20%が当社のテクノロジーを利用している」と、同社の管理部長マーク・デウェル氏は述べている。
Silverstoneは、それぞれの利用者に合わせた個人向けのチケット購入プロセスも求めていた。
Advanced Ticketingは、利用者がSilverstoneのWebサイトを利用しているときに、利用者のデータを使ってその利用者に合わせたオーダーメイドの体験を提供したいというSilverstoneのニーズを理解した。
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