Hortonworksら13社が立ち上げたHadoop普及団体ODPイニシアチブに、ClouderaのCEOレイリー氏が怒りをあらわにした。レイリー氏の真意とは? ビッグデータ市場で何が起きているのか?
新たに立ち上げられたOpen Data Platform(以下、ODP)イニシアチブは、「Apacheソフトウェア財団(以下、ASF)に対する侮辱だ」。米ClouderaのCEO、トム・レイリー氏はComputer Weeklyのインタビューに答えてこのように語った。
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ODPは、ビッグデータに使用するオープンソースの分散コンピューティングフレームワーク「Hadoop」の普及を目指す企業グループの集まりだ。このイニシアチブには、米Hortonworksや米PivotalといったClouderaのライバル企業も参加している。HortonworksはClouderaと同じHadoopディストリビューターだ。Pivotalは、米EMCと米VMwareのスピンアウト企業で、データ分析用のカスタムアプリケーションをクラウドを通じて提供している。ODPには、他にも米Teradataや米SASなど、13社が関係している。
レイリー氏によると、Clouderaや同じHadoopディストリビューターの米MapRにはODPへの参加の呼び掛けがなかったという。「当社がODPについて知ったのはODPの立ち上げ直前で、秘密保持契約への署名を求められ、30万ドルという均一料金が課されることが分かった」と同氏は語る。
「ODPはASFの取り組みに逆行し、ASFを侮辱するものだ。ASFは、開発元が企業か個人かに関係なく最良のプロジェクトに最大の支援を行う。その例が(並列処理フレームワークの)『Apache Spark』だ。これは、UC(カリフォルニア大学)バークレー校の大学生が考案したものだ。このようなプロジェクトは、ODPの下では決して日の目を見ることはないだろう」
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