大事なのは一点豪華ではなくバランス
SSDのボトルネック問題をあえてHDDで解決する(1/2 ページ)
オールフラッシュストレージはSSDを組み込んで高性能を発揮するが、システム全体でみるとボトルネックが発生しやすい。この問題を解決するために、あえてHDDを組み込んだハイブリッドストレージを採用した事例がある。
Meitav Dash Investments(以下、Meitav)は、ハイブリッドアレイを使用して、ストレージ性能に影響を及ぼしていたボトルネックを解消した。これは、ちょうどオールフラッシュアレイがデータセンターに積極的に参入しているときだった。
Meitavは、幾つかのビルで実行しているミッションクリティカルなアプリケーションのパフォーマンスを改善するために、Infinidatのストレージアレイ「InfiniBox」を導入することにした。
InfiniBoxは、アレイの遅延時間を軽減するために最大86TBという大容量のフラッシュキャッシュを組み込んでいる。企業向けのハイパースケールなワークロードに対応することを目的に設計したInfinidatは、フラッシュキャッシュの先にデータストレージとしてSSDではなくHDDを使用している。
最悪の場合。1つの処理に“数時間”
投資ポートフォリオと投資信託、そして年金基金を管理するMeitavでは、システムの改善以前に発生していた遅延時間を容認できなかったと同社の最高情報責任者(CIO)のギル・サバー氏は話す。同社は、クライアントへの応答時間が早いストレージサービスを必要としていた。
「ストレージの処理速度が重要な問題だった。ストレージには遅延のない高いパフォーマンスを求めていた。Meitavでは早い段階でNetAppファイラーを何度かアップグレードしている。今回もNetAppについて検討したが、Meitavの業務が求める基準に達していないと判断した」(サバー氏)
サバー氏によると、Meitavは3つのビルでアプリケーションのパフォーマンスの問題を抱えていたという。これには顧客関係管理アプリケーションも含んでいた。このミッションクリティカルなアプリケーションが処理を完了するまでに数時間を要していた。
「システムは非常に遅かった。そして、この問題はMeitavが使っている全てのビルで発生していた」とサバー氏は語る。
この問題を解決するため、従来のストレージシステムだけでなくオールフラッシュアレイも含めた主要なストレージベンダーを全て検討したとサバー氏はいう。その中には、Infinidatのストレージアレイも含まれていた。
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