InfinidatもMeitavと同じイスラエルの新興企業だ。Infinidatの規模は小さいが、創設者のモシェ・ヤナイ氏は、エンタープライズストレージアレイの「EMC Symmetrix」を開発したことで有名だ。
「イスラエルは小さい国なので、皆が顔なじみだ。Meitavの幹部はInfinidatの製品が最適なソリューションになるかもしれないと考え、データセンターで概念実証を行った。とても厳しい計画的なテストでMeitavは幾つかの検証を実施したが、そこでは、アプリケーションに変更を加えることなくストレージへの入出力が最も多く、かつ最も遅いシステムを用いた」(サバー氏)
サバー氏によると、この処理能力が低い検証用システムでもパフォーマンスが2〜3倍向上したという。「フェイルオーバーテストも行った。そして、Infinidatの製品は全てのテストに合格した」(サバー氏)
Meitavは30台のデータベースサーバ、30〜40台のWebサーバ、それから数台のアプリケーションサーバを保有している。300TBのInfiniBoxストレージアレイに接続した十数台のCiscoサーバで約450台のVMware仮想サーバを実行している。
Infinidatのストレージアレイにより、Meitavは6つのラックに配置していたストレージを1つに統合して、場所と電力、そしてなにより費用を節約できた。その結果、Meitavは新しいデータセンターに投資する必要がなくなった。
「ITにはボトルネックが付き物だ。それはストレージに関する場合もあれば、ネットワークやアプリケーションに関する場合もある。2015年にMeitavはストレージに関する問題を抱えていない。現在直面している問題のほとんどは、インフラではなくアプリケーションに関するものだ。この問題を解決するポイントは、ストレージではなくデータベースへの対応だと考えている」とサバー氏は自身の見解を示している。
面白い広告は記憶に残るが、ユーモアを活用できている企業は少ない――Oracle調査
ユーモアを取り入れたブランドは支持され、ロイヤルティーが高まり、顧客は再び購入した...
マクドナルドvsバーガーキング ネット戦略がウマいのはどっち?
「ITmedia マーケティング」では、気になるマーケティングトレンドをeBookにまとめて不定...
マーケターなら知っておきたい「Googleが次に可能にすること」 Google I/O 2022で発表の新機能まとめ
「検索」「地図」「ショッピング」他、Googleが年次開発者会議「Google I/O 2022」で紹介...