サイバー脅威は至る所に潜んでいる。「Windows 10」も決して例外ではなく、セキュリティ対策を強化するのに越したことはない。その目的にかなうセキュリティ対策ツールを紹介する。
Microsoftの最新クライアントOS「Windows 10」の企業導入が進みつつある中、日常的なセキュリティ対策や定期的なセキュリティ業務に、どのようなツールを利用できるかを把握しておくことは重要だ。
「80対20の法則」(「パレートの法則」とも)によれば、問題の80%は、20%の弱点に由来している。問題は通常、パスワードやパッチの管理、エンドユーザーの行動などが原因で発生する。Windows 10デバイスのいずれか1台に脆弱(ぜいじゃく)性が見つかれば、同じ脆弱性が全体に存在していると考えた方がよい。
セキュリティの欠陥をより詳しく把握し、Windows 10デバイスをより細かく管理するためのツールには、商用のものとオープンソースソフトウェア(OSS)のものがある。どのツールが最適かは目的によって異なる。ローカルシステムをロックダウン(機能制限)するのが最善の場合もあれば、ネットワークやセキュリティの評価を実施し、Windows 10関連の脆弱性を見つけることが最善の場合もある。
以下で紹介するWindows 10向けのセキュリティ対策ツールは、こうした各種のニーズに対処できる。
Windows 10のセキュリティ対策ツールの中には高価なものもあるが、無料のものも多い。以下で紹介するセキュリティ対策ツールを使えば、既存のエンドポイント保護対策以上のメリットを享受できる可能性がある。既に利用中のツールもあるかもしれないが、必要に応じてツールの追加を検討するといいだろう。
システムに潜む脆弱性を見つけ出す脆弱性スキャンは、Windows 10環境を管理する上で大事な資産となり得る。定期的かつ継続的に使用すれば、セキュリティ監査の補足手段として活用できる。脆弱性の発見に役立つ主要なツールは以下の通りだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
トランプ氏勝利で追い風 ところでTwitter買収時のマスク氏の計画はどこへ?――2025年のSNS大予測(X編)
2024年の米大統領選挙は共和党のドナルド・トランプ氏の勝利に終わった。トランプ氏を支...
AI導入の効果は効率化だけじゃない もう一つの大事な視点とは?
生成AIの導入で期待できる効果は効率化だけではありません。マーケティング革新を実現す...
ハロウィーンの口コミ数はエイプリルフールやバレンタインを超える マーケ視点で押さえておくべきことは?
ホットリンクは、SNSの投稿データから、ハロウィーンに関する口コミを調査した。