2017年09月29日 08時00分 UPDATE
特集/連載

Computer Weekly製品導入ガイドハイパーコンバージェンスのメリットとデメリット

ハイパーコンバージド技術に弾みがついている。だが自分の組織にとってはどんなメリットがあるのか。

[Rene Millman,Computer Weekly]
Computer Weekly

 効率性とアジリティーを高めるため、次の技術トレンドを求めてクラウドの先を見据える中で、多くの組織がハイパーコンバージドインフラ(HIC)への投資を検討している。

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 市場調査会社IDCによると、2016年第3四半期のHCIの売り上げは前年同期比104.3%増の5億7050万ドル。コンバージドシステムの市場価値全体に占めるシェアは22%に拡大した。

 一方、市場調査会社Gartnerによれば、HCIの市場価値は2019年までに50億ドル相当に達する見通しだ。同技術はエンタープライズ分野で弾みがつき、潜在的なメリットを探る企業が増えている。

 調査会社451 Researchのアナリスト、サイモン・ロビンソン氏は、現役のITサプライヤーがHCI市場に参入していることを理由に、この技術はさらに主流になると予想している。

コンバージェンスからの進化

 だが、どんな組織であれ、HCI採用に向けて動き始める前にこの用語が何を意味するのかしっかり把握しておく必要がある。

 一般的な認識として、HCIはコンバージドインフラの進化形だ。基本的な用語で説明すると、コンバージドインフラはコンピューティングとストレージ、ネットワーク、仮想化のコンポーネントを組み合わせて、テスト済みの統合製品としてパッケージ化したものだ。

 HCIは、このコンセプトに基づいてほとんど同じコンポーネントを組み込むことによって構築し、そのアプライアンスで実行するソフトウェア定義機能を組み合わせている。容量が足りなくなれば、単純にシステムを追加するだけで済む。

 ITシステムのアップグレードや変更時は、トラブルを最低限に抑えなければならない。ダウンタイムが1秒増えるごとに出費がかさむ。

 ITサプライヤーKing of Serversのマネージングディレクター、オルビー・アティアス氏によると、ハイパーコンバージェンスでは、拡張しやすい完成されたインフラを提供することによってこの問題に対応している。「手早く簡単に導入できて、ハードウェアのインストールと構成に費やすITリソースが最低限に抑えられるので、企業にとっての魅力は非常に大きい」と同氏は語る。

コスト増大への対応

 ハイパーコンバージェンスはITコストの増大にも対応できると話すのは、HPEの欧州ソリューションズおよび技術部門担当ディレクター、マット・フォーリー氏。

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