Windows 10の知ると驚く技術、仮想化ベースのセキュリティ機能「デバイスガード」仮想化ベースセキュリティ機能を紹介

Microsoftは「Windows 10」搭載マシンから企業情報が流出する事態を防止するため、「デバイスガード」「資格情報ガード」といった仮想化ベースのセキュリティ機能を強調している。どのような機能なのか。

2017年10月13日 05時00分 公開
[Eddie LockhartTechTarget]
画像 仮想化ベースのセキュリティ機能はWindows 10の安全性確保に役立つ

 大抵の人は、外出する際に自宅に鍵を掛ける。さらに慎重を期して、特に高価な貴重品を金庫に隠し、第2の防御層を追加する人もいる。

 クライアントOS「Windows 10」が搭載する仮想化ベースのセキュリティ対策の考え方も、それと似ている。IT部門がファイアウォールを設定し、他のセキュリティ対策を講じても、攻撃者はそうした対策をかわしてLAN内に侵入する。IT部門が貴重な会社のデータやエンドユーザーの情報を危険から守るためには、金庫のような防御策が必要になる。

 MicrosoftはWindows 10の守りを固めるために、「分離ユーザーモード」(Isolated User Mode)や「資格情報ガード」(Credential Guard)、「デバイスガード」(Device Guard)などの仮想化ベースセキュリティ機能を実装した。IT部門が分離ユーザーモードを使うと、データやプロセスをOSから孤立させ、攻撃者から守るための防御層を追加できる。分離ユーザーモードはデバイスガードおよび資格情報ガードと連携して、データが被害に遭う事態を防ぐ。

デバイスガード

ITmedia マーケティング新着記事

news061.png

高齢男性はレジ待ちが苦手、女性は待たないためにアプリを活用――アイリッジ調査
実店舗を持つ企業が「アプリでどのようなユーザー体験を提供すべきか」を考えるヒントが...

news193.jpg

IASがブランドセーフティーの計測を拡張 誤報に関するレポートを追加
IASは、ブランドセーフティーと適合性の計測ソリューションを拡張し、誤報とともに広告が...

news047.png

【Googleが公式見解を発表】中古ドメインを絶対に使ってはいけない理由とは?
Googleが中古ドメインの不正利用を禁止を公式に発表しました。その理由や今後の対応につ...