音声で買い物や家電の制御などを可能にする「スマートスピーカー」が充実し始めた。可能性に期待が高まる一方で、そのセキュリティ面を懸念する声もある。スマートスピーカーがもたらす脅威とは。
われわれの住宅は、安全でいられる場所だと考えられてきた。だが近年、住宅内の家電やIT機器をネットワーク経由で制御可能にする「スマートホーム」の実現に向けて、住宅がますますネットワークに接続する状況下においては、住宅の安全性に関して疑問符が付くようになっている。住宅がサイバー攻撃の温床になっている可能性があるのだ。
調査会社Gartnerの予測によると、世界中で使用されているインターネット接続型デバイス(コネクテッドデバイス)の数は、2017年の終わりまでに84億台に達する。この数字は2020年までには204億台に急増する見込みだ。同社は、米国の家庭の75%が2020年までに「スマートスピーカー」を保有するであろうことも指摘している。スマートスピーカーは、人工知能(AI)技術を搭載した音声作動式インタフェース「音声アシスタント」の機能を搭載したスピーカーのことだ。
同じく調査会社Global Market Insights(GMI)はこの予測を支持し、スマートスピーカー市場が急成長するであろうことを示す。ネットワーク接続の高速さと利便性に対する消費者ニーズの高まりと、それに応えようとするデバイスベンダーの積極的な販売努力が、その根拠だ。実際にGMIは、2024年までにはスマートスピーカーの市場規模が130億ドルを超えると予測している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
CISO、SecOpsリーダー、セキュリティアーキテクト、セキュリティアナリストなど、組織のセキュリティを担う担当者は、役割ごとに異なる課題を抱えている。それぞれの課題を整理し、解決につながる製品を選ぶ際のポイントを紹介する。
ITインフラが複雑化し、ポイント製品の組み合わせでは完全な保護が難しくなっている今、注目されているのがXDR(Extended Detection and Response)だ。その特長から選定のポイント、ユースケースまで、分かりやすく解説する。
ランサムウェア対策が不可欠な取り組みとなる中、サイバーレジリエンスを強化する手段として、「セーフガードコピー」を実装した製品が注目されている。本動画では、その機能や特徴を約3分で簡潔に紹介する。
サイバー攻撃の巧妙化が進み、攻撃対象はOS・アプリケーション層だけでなくハードウェアの土台である「ファームウェア」にまで拡大している。従来の対策では検知が難しい「見えない攻撃」に対抗するには、どのような方法を取ればよいのか。
ブラウザ上での業務が増加する一方、そのブラウザがサイバー攻撃の格好の標的となっている。そこで注目したいのが、SASEフレームワークにネイティブに統合されたセキュアブラウザだ。同ブラウザの特長や機能について詳しく解説する。
「テレワークでネットが遅い」の帯域幅じゃない“真犯人”はこれだ
ネットワークの問題は「帯域幅を増やせば解決する」と考えてはいないだろうか。こうした誤解をしているIT担当者は珍しくない。ネットワークを快適に利用するために、持つべき視点とは。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...