セキュリティの自動化およびオーケストレーションをするシステムが増加する傾向にある。その理由は、このシステムが脅威に対して自動的な対処ができる機能を有しているからである。
技術全体が変化を遂げようとしている。無論、セキュリティ業界も例外ではない。
過去3年間、機械学習や人工知能がセキュリティ業界のほぼあらゆる領域に取り入れられてきた。この技術が広く導入されてきた理由は、企業がこの技術を用いると、セキュリティプログラムの運用効果を高められる、という認識が浸透したからである。セキュリティの自動化機能やオーケストレーション機能(Security Automation and Orchestration:SAO)を備えたツールが市場に登場し、私たちは現在、この技術の導入を目の当たりにしている。
セキュリティのイベント情報を管理する仕組み(SIEM)とSAOを組み合わせられれば、脅威の検知と対処をより合理的に行えるだろう。セキュリティ企業LogRhythmのインシデント対応自動化サービス「SmartResponse」の提供や、SAO技術を提供するPhantomの買収(Splunkが買収)などの動きも、SIEMとSAOの組み合わせが合理的であるということを示している。
この機能を利用すれば、セキュリティチームは検出に要する平均時間(MTTD)や対応までに要する平均時間(MTTR)などの指標となる時間を短縮できる。より効率的にインシデントを閉じる(終わらせる)ことができるだろう。しかし、これらのツールは万能ではないため、セキュリティチームは技術や対応手順、スタッフの訓練などを継続的に見直すことによって、運用しているセキュリティ施策を更新する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...
「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。