2020年07月17日 08時00分 公開
特集/連載

同機種でも国ごとにセキュリティが異なるAndroid、危険な国はやはり……国によって動作が異なるスマホ

Huawei、Samsung、Xiaomiのスマートフォンは、同機種でも国によってセキュリティレベルが変化するという。ある国で安全だった端末を某国に持っていくと侵害される可能性が生じる。ここでもあの国の名前が挙がった。

[Alex Scroxton,Computer Weekly]
iStock.com/Madmaxer

 Huawei、Samsung Electronics(以下Samsung)、Xiaomiなどの「Android」スマートフォンの中には、国ごとにセキュリティレベルを大きく変えて公然と出荷、販売されているものがあるという。これを明らかにしたのは、セキュリティ企業F-Secureのコンサルティング部門F-Secure Consulting(以下F-Secureと総称)の研究者だ。

 セキュリティレベルの違いは、Android端末のセキュリティに関する知識と理解の点で世界中に大きなギャップと障害があることを意味する。また、実態を見抜く洞察力をもって脆弱(ぜいじゃく)性の調査に臨む必要があることも示唆する。

 F-Secureでシニアセキュリティ研究者を務めるマーク・バーンズ氏は次のように話す。「複数の著名なスマートフォンでこのような問題が見つかったことから、コミュニティーはこの分野のセキュリティをさらに注視する必要がある」

 「Androidのカスタムビルドの急増はセキュリティの点で非常に問題があることが垣間見えた。この点について、端末ベンダーだけでなく複数地域で事業を展開する大企業にも関心を持ってもらうことが非常に重要だ」(バーンズ氏)

 F-Secureの研究チームはHuaweiの「Mate 9」、Samsungの「Galaxy S9」、Xiaomiの「Mi 9」など、複数の端末を検証した。

 Androidの脆弱性と構成を悪用するプロセスが端末ごとに異なるということは、端末のセキュリティレベルが国ごとに異なることを示唆している。さらに悩ましいのは、ユーザーに提供されるセキュリティレベルは、最終的にはサプライヤーがどのように端末を構成するかによって異なることだ。2人のユーザーが同じ端末を購入しても、国が異なれば一方の端末は他方のそれよりセキュリティが大幅に低くなる恐れがある。

 Galaxy S9はSIMカードによって動作地域を検出するが、これが端末の動作に影響を及ぼす。Galaxy S9が




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